勉強

この記事では株式投資で勝ち組投資家になるための勉強法を記しています。

雑誌日経マネーが初心者とベテランに分けて、個人投資家の悩みを調査したところ、以下の悩みが上位に入ったそうです。

個人投資家の悩みランキング

初心者の悩み

  • 「勉強の仕方が分からない」
  • 「投資の資金が足りない」
  • 「株について話せる相手がいない」
  • 「株価が気になって仕方がない」

ベテランの悩み

  • 「利益確定が早過ぎてしまう」
  • 「損切りがうまくできない」
  • 「時間が十分に取れない」
  • 「他の投資家の成績が気になる」

残念ながら、個人投資家の90%以上が長期的には損をしてしまうと言われています。

アンケートの結果を見れば、その理由は、やはり適切な「勉強の仕方が分からない」ことに起因しているのではないでしょうか?

裏を返せば、以下の要件を満たす勉強方法が分かれば、長期的に資産を増やせる勝ち組投資家になれるはずです。

長期的に勝ち組投資家になるための条件

  • 「適切な勉強の仕方が分かり、次第に投資に上達している」
  • 「(節約+投資)の利益を複利運用することで毎年投資用資産が着実に増えている」
  • 「損小利大が実現できている」
  • 「自分で決めた損切ルールを遵守している」

この記事では、長期的に勝ち組投資家になるための勉強法を記しています。

初心者のための学習方法

株式入門書を読む

「株式投資を始めたいけれど、何から始めていいのか全く分からない」

こういった方は非常に多いでしょう。あるいは、

「口座は開設してみたけれど、そもそも注文の出し方や決済の仕方もよく分からない。どの銘柄を買えばいいのかも分からない。結局、口座は開設したが、まだ株を買っていない」

という方もいるでしょう。

こういった不安を解消するため、まずは、株式入門書を一冊購入して読みましょう。

オススメの本はコチラ↓
「はじめての株1年生~新・儲かるしくみ損する理由がわかる本~」

目次の一部を紹介すると、

  • 私が株をはじめたきっかけ(マンガ)
  • 株ってなに?
  • 株はどこで買えるの?
  • 株が儲かるのはどうして?
  • 株取引ができる時間や市場
  • 株の売買単位
  • 呼値
  • 値幅制限
  • 証券会社を選ぶ
  • 口座を作る
  • 投資先を探す
  • 注文を出してみよう
  • 株価チャートを読んでみよう
  • 割安度をはかるモノサシ
  • 株を買うときのポイント
  • 初心者が買ってはいけない株
  • 買うタイミングはいつがいいでしょうか?
  • 売るタイミングはいつがいいでしょうか?

といった内容になっています。

もちろん、この本一冊読めば、勝ち組投資家になれるというものではないのですが、少なくとも自分で株を選んで発注・手仕舞いまではできるようになります。

証券口座を開設して、株を買う

一通り、株の仕組みが分かれば、まず、練習売買を行ってみましょう。

初心者にオススメの証券会社はLINE証券です。オススメの理由は3つ。

  • 1株数百円から株が買える。
  • LINEポイントでも株が買える。
  • 口座を開設してクイズに正解すれば、最高3株分の株の購入代金がもらえる。

株式投資を開始して、最初から何十万円、何百万円利益が出ればいいのですが、最初から連勝続きというのはごく稀です。

継続して勝てるようになるまでには少ない資金で、リスクを極力抑え、なおかつ売買回数を増やすことをオススメします。

一般の証券会社なら100株単位の取引となりますので、通常、数十万円の資金が必要です。

しかし、LINE証券なら、1株からの売買が可能。しかもLINEポイントでも投資ができるので、余っているLINEポイントでも投資が始められます。

しかも、今なら口座を開設して、クイズに正解すれば、最高3株分の購入代金がもらえます。投資にリスクはつきものと言いますが、貰った3株分の購入代金の中で投資をしている限りはノーリスクで投資をスタートできます。

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勝ち組投資家になるための株式投資の三大原理原則

株の基礎知識が得られれば、次に、様々な投資手法を勉強していきます。しかし、その前に重要なことは「株式投資の原理原則」を理解しておくことです。

なぜならば、最初に長期投資の本を読めば、その著者は長期投資のメリットを強調します。

チャートの読み方の本を読めば、チャートを活用した投資方法のメリットを強調します。

それぞれの言い分は全てもっともらしく聞こえますが、何事にもメリット・デメリットがあります。著者の主張を聞くだけでなく、代表的な投資方法のメリット・デメリットを十分に理解しておくことが必要です。

そうでなければ、「長期投資がいいと思って10年間株を保有し続けたが、10年前よりも下がってしまった」なんて事態が発生するかもしれません。

また、どんな投資手法を採用したとしても以下の株式の三大原理原則は変わりません。

安く買って、高く売る

当たり前ですが、これさえできれば、どんどん利益が膨らみます。

長期投資であれ、デイトレであれ、チャートを見て投資をするのであれ、財務諸表を見て投資をするのであれ、「安いところで買って、高いところで売る」、これができれば利益になります。

株式投資でなくとも八百屋でも魚屋でもAmazonのような巨大EC産業であっても「安いところ買って、高いところで売る」のが原理原則です。

「安いところで買う」ためには、何らかの方法で、今の株価は「安いか、高いか」を判断する基準を勉強する必要があるということです。

次に考えなければいけないのは、安いところで買った株を「高いところで売る」ためには、近い将来上昇する株を選択する必要があるということです。

安いところで株を買えたはいいが、業績が悪化して、株価がさらに安くなっては意味がありません。

期待値で考える

株式投資で常に利益を出せればいいのですが、現実的には、そうはなりません。

一般的にはトレンドフォロー型売買(相場の大きな波に乗っていく投資手法)では、勝率は30%~40%程度と言われています。

しかし、トレンドフォロー型売買は、負ける時には少ししか負けず、勝つ時には大きく勝つことで、最終的には大きな利益が出る手法とされています。

例えば、勝率は1/3しかないが、勝つ時は20,000円/回。負ける確率は2/3もあるが、負ける時は5,000円/回しか負けない売買ルールがあったとします。

この場合の期待値は、

期待値=20,000円/回×1/3-5,000円/回×2/3≒3,333円/回

となり、取引をするごとに約3,333円の利益が期待できます。

こういったプラスの期待値を持つ売買ルールを作り上げて、売買を重ねれば、次第に資産は増えていきます。

このためには売買ルールの作り方を学習し、自分なりの売買ルールを構築し、最初、少ない資金でその売買ルールに基づいた売買を実践することが大切です。

なお、勝率が60%程度あり、勝つ時は資産の30%程度勝ち、負ける時は資産の5%程度しか負けない、さらに、売買チャンスは月に1回程度はある。こんなシステムが理想です。

しかし、もし、こんな売買ルールがあれば、資産は毎年5倍ずつ増加し、100万円でスタートした資産はわずか5年後には30億円。さらに、その5年後には、9兆円を突破します。

もちろん、こんなことはあり得ません。時折、勝率80%といったあり得ないような宣伝を見かけますが、冷静に期待値を計算すれば、現実的でないことが分かりません。地道に投資の学習を続けましょう。

複利効果で資産を増やす

20世紀最大の物理学者と言われるアインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものは相対性理論ではなく、なんと「複利」だということです。

株式投資に上達し、毎年24%(税引き後)の利益を上げることができるならば、約11年で資産は10倍になります。

100万円で投資を始めたとしても22年間で1億円もの資産を構築できます。

そうなるためには、適切な資金管理・損切ルールの遵守を行い、「損小利大」の格言を実現できる投資手法を学ぶ必要があります。

中級者のための学習方法

それでは、こういった原理原則を踏まえ、自分に合った投資手法を見つけるための参考書籍を以下に紹介していきます。

ファンダメンタル分析

株価を分析するための手法として大きく分けるとファンダメンタル分析テクニカル分析の2つに分けられます。

ファンダメンタル分析とは、企業の業績財務諸表によって今後の株価動向を推察する手法であり、テクニカル分析とはチャートなどから株価動向を推察する手法です。

ファンダメンタル分析で利益を上げている人もいれば、テクニカル分析で利益を上げている人もいます。まずは、両方の手法を学び、どちらの手法も実際の売買に取り入れることで、さらに大きな利益が期待できます。

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

バフェット氏本人ではありませんが、バフェット氏のご子息の元妻、メアリー・バフェット氏の著作です。

バフェット氏が、どのように10倍株を見つけておられたのかが非常によく分かる本です。バフェット氏と同じような投資手法が採用できるかどうかはともかく少なくとも成長株を見つけることはできるようになります。

同じ著者の本に、「バフェットの財務諸表を読む力」という本もありますが、こちらは一般的な財務諸表の見方についての本です。バフェットの銘柄選択術のほうが圧倒的におすすめできます。

テクニカル分析

ニュートレーダー×リッチトレーダー

テクニカル分析派の人は、実際、どのように売買ルールを構築し、どのように売買を行っているのか?

この本では新米トレーダーがベテラントレーダーに投資家心理やリスクマネージメント、投資手法についてのアドバイスを繰り返し受けながら成長していくというストーリー形式でテクニカルトレードを学べるようになっています。

初心者が陥りがちな失敗をリアルに味わいながら、新米トレーダーとともに本物のトレーダーを目指して成長できるというタイプの本です。

さらに、続編もあります。

ニュートレーダー×リッチトレーダー 完全プラス期待システム

これらの本だけで自分で売買システムが組めるまでには至りませんが、何を勉強する必要があるのかが非常によく分かる内容になっています。

なお、2冊ともKindle Unlimitedに入会していれば、無料で読めます。初月度無料なので、まずは、お試し入会してみることをオススメします。

高勝率トレード学のススメ

筆者がシステムトレードをするキッカケになった本です。

「テクニカル分析」「リスク管理」「心理面のコントロール」などテクニカル分析派、あるいは、システムトレーダーになるために必要な知識がバランス良く書かれています。

実践

ある程度、知識がつけば、あとは実践あるのみです。

従来までならば、株式投資は100株単位での売買であり、少なくとも数十万円の資金が必要でした。

しかし、LINE証券のミニ株なら、1株から売買できますので、5,000円の株でも5,000円で売買できます。

まずは、1株単位での売買を繰り返し、利益が出るようになってから本格的に100株単位で売買をしてはいかがでしょうか?

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