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アファメーションという言葉をご存知ですか?

アラジンの魔法のランプ

日本語では、自己肯定宣言と言われ、ポジティブな言葉を発すると、理想の自分になれるというものです。

10兆円企業を創るアファメーションとは?

日本を代表する経営者、ソフトバンクの孫正義氏は、会社を起業した頃から、「将来は、会社の売上を豆腐のように数えられるようにするんだ」と仰っていたそうです。

豆腐のようにとは、「はい。豆腐一丁」の一丁で、将来は、会社の規模を一兆、二兆円にするということを考えておられたそうです。

そして、現在では、一兆どころか、グループ全体で10兆円にも届きそうな勢いです。

まあ、孫氏ほどになると元々天才だったのでしょう。
学生の頃は、本当に寝食を忘れて勉学に励み、既に、学生の時に自動翻訳機を発明したという方です。体力もスーパーマンなみだったそうです。

アメリカに留学された時は、とにかく食事中もずーっと勉強されていたそうで、本人によれば、「前を向いて食事ができるようになりたい」と思っておられたそうです。

つまり、横に本を置いて、それを見て勉強しながら、食事をしておられたそうです。
とても普通の人に真似できることではありません。

もちろん、誰もが孫氏のように、世界的企業の創立者になれるわけではないのでしょうが、毎日やり続けさえすれば、アファメーションは誰にとっても効果があります。

日本では、ベストセラー作家であり、経営者であり、博士でもあるDr.苫米地氏がその著書の中で、繰り返しアファメーションの効用を述べられています。また、「アファメーション」というその名もズバリの本の監修もされています。

このアファメーションという本は、ルー・タイスというアメリカの自己啓発プログラムの大家の方の著書です。

日本では、それほど有名ではないのですが、自己啓発プログラムとしては、以下のように多くの方が受講しているそうです。

★世界60カ国で延べ3300万人がプログラムで受講
★NASA、米国国防総省(陸軍、空軍、 海軍、海兵隊)を初めとした連邦政府諸機関が採用
★米国各州政府、全米の警察、刑務所、小学校や中学校、主な大学等が教育プログラムを採用
★北京オリンピックで8個の金メダルを獲得したマイケル・フェルプスを指導
★タイガー・ウッズが父から学んでいた
★フォーチュン500社の62%が採用

私も、この本を何度か読んだのですが、読んだ時は、いまひとつ効果が実感できませんでした。

最近になり、ようやく私なりの実践方法が見つかり、そして、効果も出てきました。
この記事では、効果の出るアファメーションのやり方を書いています。

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節目ごとの意図確認

「引き寄せの法則」という本の中で、エイブラハムという高次元の存在は、“節目ごとの意図確認”を勧めています。

エイブラハムによれば、多くの人は、惰性で生きており、意図的に人生を創造していないというのです。
だから、自分の考えをコントロールして、もっと意図的に生きれば、どんどん理想の人生が実現するというのです。

例えば、毎日、健康でイキイキした生活を送りたいのならば、“健康”に関心を寄せなければならない(“ならない”という言葉は、肩に力が入っていそうで、あまり良くないですね。“健康”に関心を寄せたほうがいい、のほうがいいですね)のに、“病気”に関心を寄せている人が多い

お医者さんに行くとよく分かりますが、老人で、いつも病気のことばかり話している人がいます。そして、そういった人の友達は、やはりみんな病気の話をすることが好きなのです。そして、結果として、病気を引き寄せる人が多い、というのがエイブラハムの主張です。

だから、節目ごとに、自分の意図を確認するように練習し、自分の望みに関心を当てれば、引き寄せの法則によって、どんどん自分の理想が引き寄せられ、どんどん自分の人生が意図したものになっていくということなのです。

例えば、これから家族でドライブに行くなら、車を運転する前に少しだけ時間を取って、「今日は、これからドライブに行く。安全運転をして、家族で景色を楽しむ」といった自分の意図を確認してから、ドライブに行けば、楽しい1日が過ごせるということなのです。

そして、これは、毎日、仕事や勉強をする前にも、少しだけ時間を取って、意図確認をすれば、素晴らしい結果が待っているというのです。例えば、

  • 「会社の利益を向上させる企画書を書く」
  • 「ウエイトトレーニングをして筋肉を肥大化させる」
  • 「リラックスして映画を楽しむ」
  • 「今日一日、楽しいことに焦点を当てる」
  • 「毎年継続して利益が出せるトレードシステムを構築する」

などなど。

節目ごとに意図確認をするというのは、ある種の技術です。
技術なので、誰でも練習すればするほど、上手にできるようになります。

もちろん、野球部に入っても、誰もがイチロー選手や大谷選手になれるわけではありません。ただ、練習すれば、誰でも、上達できるのです。

私も含めて、ほとんどの人がネガティブな意図を持つことが多かったでしょう。
それを、単に、節目ごとに意図確認をするだけで、どんどん人生が向上していきます。
お金が欲しい人は、どんどんお金が貯まるようになります。

そして、この節目ごとの意図確認にアファメーションを組み合わせるのです。
そうすれば、誰でも、意図した人生を歩めるようになります。

アファメーションのやり方

アファメーションとTOEICの学習、どちらが効果的?

アファメーションは効果があると言っても、残念ながら、今日、実施して、明日、効果が出るほどの即効性はありません。

ウエイトトレーニングであれば、誰でも数週間もすれば、筋肉が発達てきたことを実感できるでしょう。

ただ、アファメーションの場合、これまで何十年も沁みついてきたネガティブな思考方法を変えるのですから、効果が実感できるまでに、もう少し時間がかかります。

私の場合、効果が確認できるようになるまでに、半年~1年くらいかかりました。
1年もかかるのかと思われるかもしれません。

ただ、1日1時間程度英語を勉強するだけではなかなか英語をマスターすることはできません。
毎日1時間半年から1年くらい英語を勉強してようやくTOEICの点数を100点~150点程度上げるくらいではないでしょうか?(もちろん、勉強方法にもよりますが)。これに比べれば、はるかに、短い時間で効果を実感できるようになり、また、効果も大きいものです。

ちなみに、ベストセラー作家の勝間和代氏は、TOEICの点数を100点あげれば、年収が10%増えるとおっしゃっています。

大学生で、これまで、特に、TOEIC用の勉強をしてこなければ、最初のテストで400点程度取れればいいほうでしょう。

猛勉強して、TOEICの点数を900点まで上げれば、年収が50%アップするという計算です。
実際、私も一時期TOEICの点数を上げて、年収を上げようと英語を猛勉強したことがあります。
そして、勝間さんの言う通り、だいたい年収は50%程度アップしました。

ただ、その為に使った時間は、恐らく2,000時間以上です。

アファメーションなら、2,000時間も使わずに、もっと効果が上がります。
毎日、30分間~1時間継続すれば、1年で大きな効果を実感できるでしょう。

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変性意識状態に入って、アファメーションの効果を倍増させる

昔のセールストレーニングでは、「今月の売上1億円を達成するぞ。エイ、エイ、オー」とやっていました。

これでも効果は上がるのかもしれませんが、最近は、そういったトレーニングはかなり下火になってきているようです。

それよりも、私がお勧めするのは、変性意識状態に入って、アファメーションをするという方法です。

経験的にも科学的にも、こちらの方が効果があります。

変性意識状態とは?

三つ子の魂百までという諺があります。これは、三歳、つまり幼少期に形成された人格は、百歳、つまり死ぬまで変わらないという意味です。

ある程度の年齢になって、同窓会に出られれば、このことはよく理解できると思います。つまり、学生時代からエネルギッシュだった人間は、社会に出ても成功していることが多く、その逆の人間は、ごく一般的な人生を送っていることが多いようです。
もちろん、社会一般の成功だけが人生の目的ではないでしょうが、幼い頃に形成された人格は、なかなか変わらないということは、みなさんよくご存知だと思います。

さて、なぜ、幼少期に形成された人格は、そう簡単に変えられないのでしょうか?

3歳頃までは、幼児は1日の大半は寝て過ごします。起きている時でも、夢うつらうつら状態の時が多いのです。そして、この時、脳波の状態は、α波からθ波になっているのです。
この状態が変性意識状態と言われる状態で、この時にインプットされた言葉は深く潜在意識に刻みこまれるのです。

だから、幼少期にいつも両親がケンカしていたなら、子供は世間は恐いところだと思うでしょう。逆に、愛情にあふれた家庭で育てば、世間は愛情に満ちたところだと思うでしょう。
そういった意味では、特に、子供が小さい頃は、言葉遣いにも気をつけることです。

さて、それでは幼少期に潜在意識に刻まれたネガティブな思考や観念を取り除くには、どうすればいいのでしょうか?

変性意識状態でアファメーションを行う

つまり、幼児期にネガティブな観念が埋め込まれているなら、その逆を行うのです。

ちなみに、幼少期だけでなく、今も世の中にはネガティブなニュースがあふれています。
そもそもニュースでは、殺人、セクハラ、パワハラ、汚職といったネガティブなニュースがほとんどです。

「今回、画期的な自動運転の技術が発明されました。スマートスピーカーに、車、迎えに来てというだけで、自分の車が家の前まで迎えに来てくれるようになりました」的な華々しい未来の話ばかりであればいいのですが。

さて、幼児期や普段の生活でもネガティブな観念やニュースが流れ、それが、意識下に埋め込まれているのであれば、その逆をしてやればいいのです。

つまり、意識的に変性意識状態に入り、その状態で、アファメーションを行うのです。
それでは、変性意識に入る方法をふたつご紹介しましょう。

逆腹式呼吸法

腹式呼吸は、よく聞かれたことがあるでしょう。
つまり、息を吐く時に、お腹を引込め、息を吸うときにお腹を膨らませるという方法です。

ただ、変性意識状態に入るためには、苫米地博士は、腹式呼吸ではなく、逆腹式呼吸法を勧めておられます。

逆腹式なので、通常の腹式とは反対のことをやるのです。
つまり、息を吐く時にお腹を膨らまし、息を吸う時には、お腹をゆるめるという方法です。

大正時代に人気を博した岡田式静座法という健康法があります。

岡田式静座法は、正座をしながら、逆腹式呼吸をするというもので、これをすれば肚が座る。肚が座れば、どんな悩みもなくなり、そして、お金も貯まるという教えでした。

日本の武道では、上虚下実が大切と言われます。
いつも丹田に力を入れておき、上半身の力は抜いておくことで、いつも自分の100%の力を発揮できるということです。

これは、単に、武道だけではなく、日本の○○道、全てに当てはまります。有名なお茶の先生などは単に茶碗を手に取るだけでも、美しい動作をされます。

長年、お茶の訓練をされる中で、自然と上虚下実の動作が身に着くのでしょう。

さて、それでは、具体的な訓練方法をご説明しましょう。
基本は正座なので、正座に慣れていない人にとっては、最初は少し苦痛かもしれませんので、無理のない範囲で行ってください。

  • 片方の足の甲をもう一方の足の土踏まずの部分に乗せて、足をクロスさせて、正座をする。
  • 正座の際には、腰を立てる。
  • 息を吐きだすときに丹田に力を入れる。
  • 息を吸うときに、少しお腹から力を抜く。

正座をするのは、少々ツライかもしれませんが、こうすることで、上虚下実の状態となり、上半身から力が抜けます。

こうして逆腹式呼吸をしながら、アファメーションを行うのです。

アファメーションの内容は、自分に合ったものを創ればいいのですが、例えば、

  • 「私は幸福である」
  • 「私は1億円を貯めた」
  • 「私は○○である」

といった内容です。

ネガティブな観念が強すぎて、「私は○○である」というアファメーションに抵抗があるようならば、単純に、「裕福」「成功」といった単語だけをアファメーションしてもOKです。

自己催眠を利用したアファメーションで効果を倍増させる

もうひとつの方法が自己催眠を利用して変性意識状態に入り、その状態でアファメーションを行うやり方です。

自己催眠と聞くと、難しいように聞こえますが、これも練習すれば次第に上達します。

この場合は、正座よりもリラックスできる椅子のほうがいいでしょう。
椅子に深く腰掛けて、以下のように唱えます。声に出しても出さなくても、どちらでもOKです。

「私が3つ数えると、私は、とても深い変性意識の状態に入ります。3、2、1」

1と唱えると同時に息を吐き出し、体中から意識的に力を抜いていくのです。

何度も練習すれば、これだけで、すぐに、深い変性意識状態に入れるようになります。

その後、アファメーションを行うのです。

節目ごとの意図確認の時も、変性意識に入れればベストですが、時間がなければ、単に、アファメーションを唱えるだけでもOKです。

毎日、繰り返し練習すれば、理想の人生が実現します。
毎日30分、時間を取って、アファメーションを行ってみてください。

一年後には、アファメーション通りの人生がやってくるでしょう。