SBI証券のパスキー設定方法、スマホとPCの準備から解説

SBI証券のパスキーは、スマホやPCで認証に使う準備を整えたうえで、SBI証券の「セキュリティ設定」から登録します。電話番号認証を利用している方も設定でき、パスキーでログインするときは電話発信が不要になります。

とはいえ、顔認証やPIN、保存先など、いくつもの選択肢が出てくると、どれを選べばよいのか迷います。口座に入れなくなるのでは、と設定変更をためらうこともあるでしょう。

私もSBI証券を成長株の長期保有や新NISAに利用していますが、パスキーはまだ設定していません。この記事では、公式情報を基に、電話番号認証との違い、スマホとPCでの準備、登録手順、設定できない場合の確認点を整理します。自分が普段使う端末に当てはめて確認していきましょう。

※掲載情報は2026年11月4日に確認しています。画面や利用条件は更新されるため、操作時には公式案内もご確認ください。

パスキーは何が変わる認証方法?

パスキーは、ログインパスワードを入力する代わりに、スマホやPCの顔認証・指紋認証・PINなどで本人確認をする仕組みです。パスキーを使ってSBI証券へログインする場合、パスワード入力やログイン時の追加認証が不要になります。

偽サイトでは、そのサイト用ではないパスキーを使えないため、パスワードを入力させて盗み取るフィッシングへの対策になります。また、顔や指紋の情報がSBI証券に送られるわけではありません。

ただし、パスキーを保存・同期するアカウントまで自動的に保護されるわけではありません。登録方法だけでなく、保存先の管理も併せて確認しておきましょう。

出典:SBI証券「パスキー認証について」

電話番号認証を使っていても設定したほうがよい?

はい。電話番号認証を利用している場合も、パスキーの設定をおすすめします。SBI証券も、フィッシングへの強さと操作のしやすさから、パスキーの利用を勧めています。

私自身、現在は電話番号認証を利用しています。「電話番号認証に加えて、パスキーも必要なのか」という違いを十分に理解していませんでした。

毎回両方の認証を行う仕組みではなく、パスキーでログインするときには電話発信が不要になります。電話番号認証を設定したままでも、パスキーによるログインが可能です。

認証方法 ログイン時の操作 役割
電話番号認証 登録電話番号から発信し、ユーザーネーム・パスワードを入力する パスワードによるログインに、電話での確認を加える
パスキー認証 顔認証・指紋認証・PINなどを使う 偽サイトでは利用できない仕組みで認証し、ログイン時の電話発信も不要になる

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ただし、取引時にリスクが検知された場合の電話による追加認証は別です。パスキーの設定後も、取引内容などに応じて電話認証を求められる場合があります。

出典:SBI証券「電話番号認証サービスとは?」、SBI証券「セキュリティの設定にお悩みのお客さまへ」

設定は必須になっている?

はい。SBI証券では、2026年6月30日からパスキー認証の設定を原則必須としています。ただし、公式FAQでは、ユーザーネームとパスワードによるログインも引き続き可能と案内されています。

未設定の間は、設定を促す案内が継続的に表示・配信されます。「必須だから未設定では口座に入れない」と決めつけず、現在のログイン方法と設定状況を確認してください。

出典:SBI証券「パスキー認証は必須になりますか?」

スマホとPCで登録前に準備すること

登録前には、OS・ブラウザ、端末のロック設定、パスキーの保存先を確認します。SBI証券のログインパスワードと取引パスワードに加え、登録メールアドレスでメールを受け取れる状態も必要です。

パスキー認証について公表されている推奨環境は、次のとおりです。一般のサイト閲覧と認証では条件が異なる場合があるため、公式ページの「パスキー認証」の欄を確認します。

端末 OS ブラウザ
iPhone iOS 16.0以上 最新版のSafari
Android Android 12.0以上 最新版のGoogle Chrome
Windows PC Windows 11 最新版のMicrosoft Edge・Google Chrome
Mac 最新版のmacOS 最新版のSafari・Google Chrome

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推奨環境に合っていても、端末やブラウザの仕様変更によって利用できない場合があります。うまく進まないときは、バージョンだけでなく、次の認証設定も確認してください。

出典:SBI証券「推奨環境」

iPhone・Androidで確認する設定

スマホでは、画面ロックとパスワード管理機能を確認します。端末のロック解除ができることと、SBI証券のパスキーを登録済みであることは別です。

iPhoneでは、Face IDやパスコードなどのロック設定に加え、パスワードの自動入力とiCloudキーチェーンの同期設定を確認します。Androidでは、PIN・指紋などのロック設定と、Googleパスワードマネージャーの利用設定を確かめます。

設定画面の名称は、機種やOSのバージョンで異なります。同じ名前の項目が見つからない場合は、端末の設定内で「パスワード」「パスキー」などを検索し、公式の端末別案内と照らしてください。

Windows・Macで確認する設定

WindowsではWindows Hello、Macでは端末の認証設定とパスワード管理機能を確認します。スマホを中心に使っている場合でも、PC側で別途準備が必要になることがあります。

Windows Helloは、PCでPINや指紋・顔認証を使うための機能です。Windowsの「設定」から「アカウント」「サインインオプション」を開いて確認します。Macでは、Touch IDなどの認証設定、自動入力、iCloudキーチェーンの設定が確認対象です。

保存先の名前を確認してから登録する

端末本体への保存と、Google・Appleのサービスを使った保存・同期では、別の端末で使うときの扱いが変わります。選択画面では、どこに保存するのかを読んでから進めてください。

端末別の画面と登録手順:SBI証券「パスキー認証」

パスキーの登録からログインまで

登録は、SBI証券のメインサイトにログインし、「セキュリティ設定」から行います。電話番号認証を利用している方は現在の方法でログインし、端末の準備が済んでから口座側の登録へ進みます。

セキュリティ設定から登録する

設定画面では、取引パスワードとメールの認証コードで確認を行い、端末側の認証へ進みます。ログインパスワードと取引パスワードを取り違えないようにしてください。

  1. SBI証券のメインサイトにログインし、「セキュリティ設定」を開きます。
  2. 「パスキー認証」欄の「変更」を選択します。
  3. 取引パスワードを入力し、「パスキーを設定」を選択します。
  4. 登録メールアドレスに届いた認証コードを入力し、「認証」へ進みます。
  5. 保存先を確認し、画面の案内に沿って端末の認証を行います。
  6. 登録完了の表示を確認します。

認証コードを入力するのは、自分で開いた公式サイトの手続き画面です。第三者から届いたメッセージのリンクを起点に、登録を進めないようにしましょう。

出典:SBI証券「パスキー認証」の登録手順

登録後は普段の端末でログインする

登録できたら、実際にパスキーでログインできることを確かめます。ログイン画面で「パスキー認証でログイン」を選び、保存したパスキーと端末の認証を使って口座を開きます。

私は日々の口座操作をPCで行うことがほとんどです。スマホで設定する方も、実際の取引に使う端末で認証できるかを確認しておけば、使い始める際の設定漏れに気づけます。

アプリを使う方は、そのアプリでもログインを確認してください。確認のために売買注文を出す必要はありません。口座画面まで進めることを確かめておけば、次に利用するときの操作も把握できます。

パスキーが設定できないときは?

設定できないときは、端末の準備、選択した保存先、表示されたメッセージの順に確認します。登録中に止まった場合と、登録後のログインで止まった場合を分けると、調べる箇所を絞れます。

USBやセキュリティキーを求められる

USBやセキュリティキーの案内が出ても、外付け機器を必ず購入しなければならないわけではありません。SBI証券は、PC側の認証設定が未完了の場合や、推奨環境に合っていない場合を確認点として挙げています。

WindowsならWindows Helloを設定しているかを確認し、使う端末・ブラウザも見直します。パスキーをPC本体に保存したいのに別の方法しか表示されない場合は、端末側の準備に戻って確かめましょう。

出典:SBI証券「セキュリティキー、外部USB挿入の案内が表示される場合」

登録したのにログインできない

登録後にログインできない場合は、登録時と同じ保存先のパスキーを選べているか、どの認証方法を求められているかを確認します。PIN入力画面が出た場合も、SBI証券の取引パスワードを入力する画面とは限りません。

Windowsでは、Windows HelloのつもりでMicrosoftパスワードマネージャーを選択している場合にも注意が必要です。SBI証券は、後者で登録したあとにログインできないケースを案内しており、Windows Helloの利用を推奨しています。

該当する場合は、公式FAQにある保存先設定の見直しと再登録の手順を確認してください。ただし、ログインパスワードを無効にしている場合、利用中のパスキーを削除すると口座に入れなくなるおそれがあります。ログイン手段を確保できない状態では削除せず、SBI証券に相談してください。

出典:SBI証券「Windows Helloを登録したいのにMicrosoftパスワードマネージャーが表示される場合」、SBI証券「ログインパスワード無効設定後のパスキー削除に関する注意」

ログイン制限のメッセージが出ている場合は、端末設定とは別の対応が必要です。端末名、ブラウザ、登録時かログイン時か、表示された文言を整理し、公式のエラー案内で確認します。解消しなければ、その情報を添えてSBI証券へ問い合わせてください。

確認先:SBI証券「ログインに関するエラーメッセージごとの対処方法」

設定後も口座を使い続けるための確認

パスキーを登録したあとは、別のログイン方法を残すか、保存先をどう保護するか、端末を変更するときにどう引き継ぐかを確認します。登録完了だけでは決まらない設定もあります。

パスワードによるログインを無効にする

パスキーの登録と、ログインパスワードの無効化は別の設定です。SBI証券は、パスワードを使ったログイン経路を制限する「ログインパスワード無効設定」を提供しています。

この設定を有効にすると、アプリ・ツールのログイン制限も自動的に実施されると案内されています。普段使うアプリやツールへの影響を確認したうえで設定してください。

また、無効設定を解除してパスワードでのログインを再開する場合、アプリ・ツール側の制限は別途解除が必要です。「設定を戻せばすべて元どおり」とは考えず、利用する経路ごとの設定を確認しましょう。

出典:SBI証券「他人がログインできないようにする方法」

保存先のアカウントも保護する

GoogleやAppleのサービスにパスキーを保存する場合は、そのアカウントの保護も必要です。SBI証券は、これらのアカウント情報を狙うフィッシングについて注意を呼びかけています。

2段階認証などのセキュリティ設定と、復旧用のメールアドレス・電話番号を確認しましょう。また、「パスキーを再登録してください」というSMSや、サポート担当者を名乗る電話を受けても、その案内だけを信じて登録を進めないでください。

設定変更は自分で公式サイトを開いて行う

再登録や安全確認を求める連絡が来たら、メッセージ内のリンクから進めず、普段利用している公式サイトで案内を確認します。パスキーの登録を促す連絡そのものが、偽の案内である可能性もあります。

出典:SBI証券「GoogleやApple等のアカウント情報を窃取するフィッシング詐欺にご注意ください」

機種変更前に引き継ぎ方を確かめる

機種変更時の対応は、変更前後のOSと同期設定で異なります。SBI証券の案内では、同じOS間で同期が有効なら原則として再設定不要、iPhoneとAndroidの間など異なるOSへの変更では再登録が必要です。

古い端末を初期化する前に、新しい端末でログインできることを確認しておきましょう。引き継ぎの方法だけを読んで終えるより、実際に口座へ入れることを確かめてから端末を手放すほうが、設定漏れに気づけます。

出典:SBI証券「パスキー認証」内の機種変更についての案内

よくある質問

顔認証や指紋認証がなくても使えますか?

はい。対応する環境であれば、PINやパスコードなどの端末のロック解除方法も利用できます。指紋センサーがないことだけを理由に、パスキーを使えないとは判断しないでください。

出典:SBI証券「生体認証ができる端末を持っていない場合」

スマホとPCの両方で使えますか?

はい。複数の端末で利用できます。SBI証券ではパスキーを最大10個まで作成でき、同じ保存サービスを利用できる端末間で共有する方法もあります。

端末ごとに登録する場合と、保存サービスを通じて共有する場合を分けて考えましょう。PCで作成したパスキーが、どのスマホでも自動的に表示されるわけではありません。

出典:SBI証券「パスキーの設定(追加・削除)方法」

認証用のスマートアプリは必要ですか?

いいえ。パスキー認証を使う場合、FIDO認証用の「SBI証券 スマートアプリ」は必要ありません。商品を売買する株アプリなどと、認証用のアプリは役割が異なります。

利用する認証方式を確認し、別方式の設定手順を混ぜないようにしてください。

出典:SBI証券 スマートアプリの公式説明

登録したパスキーは削除できますか?

はい。SBI証券の「セキュリティ設定」から、パスキー認証の設定画面で削除できます。SBI証券側で削除しても、端末や保存サービス側の情報まで自動的に消えるとは限りません。

公式FAQでは、端末やGoogle・Appleなどの保存先に残ったパスキーも併せて削除するよう案内しています。ただし、これは不要な登録を削除する場合の説明です。ログインパスワードを無効にした状態で、利用中のパスキーを消さないようにしてください。

出典:SBI証券「パスキーの設定(追加・削除)方法」、前掲のパスキー削除に関する注意

まとめ:登録後のログイン確認まで進めよう

SBI証券のパスキー設定は、端末側の準備と口座側の登録を分けて進めると、確認する場所が明確になります。電話番号認証を利用している方も登録でき、パスキーでログインする際は電話発信が不要になります。

設定時に確かめたい4つのこと

  • 端末の推奨環境、画面ロック、保存先を確認する
  • セキュリティ設定から登録し、普段の環境でログインを試す
  • ログインパスワードの無効化は、別の設定として確認する
  • 保存先アカウントの保護と、機種変更時の引き継ぎに備える

これから設定する方は、普段もっともよく使う端末の準備から始めてください。設定済みの方も、保存先と、別の端末へ移る場合の方法を把握しておけば、必要なときに確認しやすくなります。

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