SBI証券の出金方法、株の売却代金を銀行へ移す手順と日数

SBI証券で株を売ったお金を銀行口座へ移すには、ログイン後の「入出金」から「円貨出金」の手続きを行います。通常出金の振込手数料は無料です。ただし、株を売った直後の代金は、すぐに銀行で使えるとは限りません。

初めて出金するときは、買付余力に表示された金額をそのまま引き出せるのか、銀行にはいつ届くのかで迷うこともあるでしょう。使う予定が決まっているお金なら、操作方法と日程を一緒に確かめておきたいところです。

私もSBI証券で成長株への長期投資や新NISAを利用しています。この記事では、国内株式の通常取引を中心に、売却代金を銀行へ移す手順、必要な日数、出金できない場合の確認方法を公式情報に沿って説明します。

出金画面で確認する項目から順に押さえていきましょう。

情報確認日:2026年11月1日。画面やサービス条件が変更された場合は、ログイン後の表示と最新の公式案内をご確認ください。

出金前に確認する金額と振込先

手続きを始める前に確認するのは、「出金指示可能額」「出金予定日」「振込先金融機関口座」です。いくら移せるかだけでなく、いつ、どの銀行へ届くかを確かめます。

買付余力と出金指示可能額はどう違う?

買付余力は株などの購入に使える金額、出金指示可能額は画面に表示された予定日に銀行へ移せる上限額です。株を売って買付余力が増えても、同じ金額をすぐ出金できるとは限りません。

売買には、注文が成立する日と代金を精算する日の差があります。出金予定日までに精算されない売却代金や、ほかの取引の支払いに必要な資金は、出金できる金額に含まれません。

銀行へ移せる金額は出金画面で確認

資産全体の評価額や買付余力だけで判断せず、「出金指示可能額」と「出金予定日」をセットで確認します。保有している株の評価額は、そのまま引き出せる現金ではありません。

出典:SBI証券「出金方法を教えてください」

振込先はどこで確認する?

登録した出金先は、「入出金」→「出金」→「円貨出金」の画面で確認できます。銀行名や支店名を見て、今回受け取りたい口座になっているか確かめてください。

入金に使った銀行へ、自動的に出金されるとは限りません。SBI証券からの振込に使われるのは、出金先として登録している金融機関口座です。

出典:SBI証券「登録した振込先金融機関口座の確認方法」

銀行口座へ出金する手順

出金は、円貨出金画面で金額を入力し、取引パスワードとメールの認証コードを使って申し込みます。最後に受付完了を確認するところまで進めてください。

パソコン・スマートフォンから操作する

パソコンでもスマートフォンでも、SBI証券のWebサイトにログインして操作できます。スマートフォンでアプリ内の場所が分からない場合も、ブラウザから進められます。

  1. SBI証券のWebサイトにログインします。
  2. 「入出金」→「出金」→「円貨出金」を開きます。
  3. 振込先、出金予定日、出金指示可能額を確認します。
  4. 移したい金額と取引パスワードを入力し、「出金指示確認」へ進みます。
  5. 登録メールアドレスに届く認証コードを入力します。
  6. 内容を確認し、「出金指示」を押します。

出金時は、金額にかかわらずメールを利用した二要素認証が必要です。操作前に、登録しているメールを受信できる状態にしておくと進めやすくなります。

出典:SBI証券「出金」、SBI証券「証券総合口座から円貨を出金する」

認証後は受付完了と履歴を確認する

受付完了の表示を確認し、操作履歴でも金額や予定日を見直します。確認画面が表示された段階では、まだ申し込みは完了していません。

出金指示を受け付けると、登録メールアドレスにもお知らせが届きます。画面が途中で止まった場合は、同じ操作を繰り返す前に、履歴に申し込みが残っているか確かめましょう。

出典:SBI証券「出金の受付完了・確認方法」

株を売った代金はいつ銀行に届く?

国内株式の通常取引では、売却代金を銀行で受け取れるのは最短で受渡日です。売った日と出金を申し込んだ日だけで考えず、取引履歴の受渡日も確認します。

約定日と受渡日を分けて考える

約定日は株の売買が成立した日、受渡日は株と代金を精算する日です。国内株式の通常取引では、受渡日は約定日の2営業日後になります。

例えば、祝日がない週に月曜日に売買が成立した場合、受渡日は水曜日です。売り注文を出してもまだ成立していなければ、月曜日を起点として数えることはできません。

なお、夜間PTSや外国株式などでは日程が異なります。取引履歴に表示される受渡日を確認し、通常の国内株式の日数をそのまま当てはめないようにしてください。

出典:SBI証券「株式の約定日と受渡日」、SBI証券「国内株式の売却代金はいつ出金できるか」

出金指示は営業日16時が区切り

通常出金は、営業日の16時前までに指示すると翌銀行営業日、16時以降は翌々銀行営業日が出金予定日になります。締切ぎりぎりを避け、認証を含めて手続きを完了させましょう。

通常出金を指示した時間 出金予定日
営業日16時前まで 翌銀行営業日
営業日16時以降 翌々銀行営業日

※↔スワイプして表を見る

この日程は、出金指示可能額の範囲で申し込む場合のものです。まだ受渡が済んでいない売却代金まで、締切前の操作だけで早く受け取れるわけではありません。

出典:SBI証券「通常出金の予定日」

月曜日・金曜日に売った場合の例

通常の国内株式を売った場合、原則として約定日の16時以降から出金指示ができます。受渡日まで待ってから申し込む必要はありませんが、銀行に届く日は受渡日以降です。

売買が成立した日 受渡日 通常出金で受渡日に受け取るための指示の目安
月曜日 水曜日 月曜日16時以降~火曜日16時前
金曜日 翌週火曜日 金曜日16時以降~翌週月曜日16時前

※↔スワイプして表を見る

表は、祝日がなく、通常取引の売却代金が出金指示可能額に反映され、ほかの取引による資金拘束がない場合の例です。実際に申し込む際は、画面の出金予定日を確かめてください。

当日買った株をその日のうちに売る日計り取引や、信用取引の保証金に関係する資金では、通常の売却と扱いが異なります。表の日程で全額を出せると判断せず、出金画面の金額に従ってください。

出典:SBI証券「国内株式の売却代金の出金指示」、SBI証券「約定日から受渡日までの日程」

出金手数料と即日で受け取る条件

通常出金の振込手数料は無料です。当日中に銀行で受け取りたい場合は、通常出金とは別に、利用条件を満たすリアルタイム出金を検討します。

通常出金の振込手数料は無料

SBI証券から登録金融機関へ送る通常出金の手数料は、SBI証券が負担します。証券口座から銀行へ移すための振込手数料はかかりません。

ただし、株の売買や外国通貨の交換にかかる費用は、出金の振込手数料とは別です。米国株の代金を日本円へ交換する場合などは、出金が無料であることと、売却から円への交換までの費用を分けて考えます。

出典:SBI証券「出金手数料」

リアルタイム出金には事前の契約が必要

SBI新生銀行へのリアルタイム出金は、出金先として同銀行を登録し、口座振替契約が完了している場合に利用できます。利用可能額の範囲で指示すると即時に着金し、手数料は無料です。未成年口座や法人口座など、対象外の口座もあるため、申し込み前に公式案内の利用条件を確認してください。

上限は1日500万円、回数は1日3回です。限度額・回数は毎営業日16時にリセットされ、土日祝日は前営業日16時から翌営業日16時までを合わせて上限が適用されます。メンテナンス中は利用できません。

また、受渡日がまだ来ていない売却代金や、SBIハイブリッド預金・SBIハイパー預金にある資金は、リアルタイム出金の可能額に含まれません。通常出金とリアルタイム出金では、画面に出る可能額が異なる場合があります。

即時着金でも受渡前の代金は対象外

リアルタイム出金を利用しても、株を売ったその日に売却代金を必ず引き出せるわけではありません。利用する方法を選んだうえで、表示された出金指示可能額を確認してください。

出典:SBI証券「SBI新生銀行リアルタイム出金」、SBI証券「リアルタイム出金の可能額が少ない理由」

出金できない・振り込まれないときは?

出金できない場合は、申し込み前に金額が足りないのか、申し込み後に銀行へ届かないのかを分けます。前者は資金の状態、後者は予定日や受付状況から確認すると、調べる場所を絞れます。

可能額が0円・少ない場合

出金指示可能額が0円だったり想定より少なかったりする場合は、受渡日と、ほかの取引に使う予定の資金を確認します。株の評価額や買付余力が表示されていても、それらがすべて出金対象になるとは限りません。

  • 株の売却代金が、表示された出金予定日までに受渡を迎えるかを確認します。
  • 約定済みの買付代金や、信用取引の必要保証金として拘束されていないかを確認します。
  • 日計り取引など、通常の売却とは異なる取引をしていないかを確認します。
  • 通常出金とリアルタイム出金のどちらを選んでいるかを確認します。

銀行との自動スィープを利用している場合は、資金が置かれている口座も確認します。通常出金では対象になる銀行預金でも、リアルタイム出金では可能額に含まれないことがあります。

出典:SBI証券「円貨出金の注意事項」、SBI証券「リアルタイム出金の可能額」

手続き後も銀行に届かない場合

出金指示をしたあとに振り込まれない場合は、操作履歴で出金予定日と受付状況を確認します。銀行営業日を挟む通常出金は、申し込んだ直後には着金しません。

出金予定日になっても確認できない場合は、銀行側の明細と、出金先として登録した口座を照合してください。着金時刻は振込先金融機関の処理状況によって変わるため、朝の時点で入っていないことだけでは、手続きの失敗とは判断できません。

銀行や支店の統廃合、口座番号の誤り、変更手続き中などにより、画面上で指示が確定していても出金できない場合があります。予定日を過ぎても届かず理由が分からないときは、指示日・金額・予定日・表示状況を整理してSBI証券へ問い合わせましょう。

出典:SBI証券「出金予定日と着金確認」、SBI証券「振込先金融機関口座に関する注意事項」

振込先を変更したい場合

出金先を変えるには、振込先金融機関口座の変更手続きが必要です。出金のたびに、その場で別の銀行を自由に指定する操作とは異なります。

公式案内には、マイナンバーカードをマイナアプリで読み取って本人確認する方法や、本人限定郵便を使う方法などが示されています。利用できる方法を選び、審査や変更内容の反映まで確認してください。

申し込み直後に必ず変更されるわけではありません。変更途中で出金する場合は、どの銀行へ振り込まれるかを確認し、判断できなければ指示前に問い合わせるほうが確実です。

出典:SBI証券「振込先金融機関口座の変更手続き」

長期保有する資金と使う資金を分ける

生活費などに使う予定の資金は、銀行で必要になる日から余裕を持って準備しておきましょう。株を売るところから始める場合は、受渡と出金にかかる時間も見込む必要があります。

私自身、出金の操作には迷いませんでした。ただ、リアルタイムで反映された入金と比べると、出金は思ったより時間がかかると感じました。実際に何日かかったかは覚えていませんが、「意外と長いな」という印象が残っています。

売却から銀行で受け取るまでを考えると、さらに時間が必要です。この経験から、必要になってから資金を動かすのでは間に合わない場合もあるため、十分に余裕を持った資金管理が必要だと感じました。

長期保有を続ける資金と、近く使う資金を分け、すでに現金として置いている分で足りるかを確認します。株を売る必要がある場合は、受渡日と出金予定日を確かめてから、使う予定を立てましょう。

よくある質問

スマートフォンだけで出金できますか?

はい、スマートフォンのブラウザからSBI証券にログインして手続きできます。「入出金」から出金画面へ進み、登録メールに届く認証コードを使って申し込みます。

土日にも出金を申し込めますか?

はい、通常出金の指示はメンテナンス時間などを除いて申し込めます。ただし、通常出金の振込は銀行営業日の日程で進みます。土日に操作できることと、その日に銀行へ届くことは分けて考え、画面の出金予定日を確認してください。

出典:SBI証券「出金の利用可能時間・予定日」

出金の申し込みは取り消せますか?

通常出金なら、出金予定日の前営業日16時の締切前まで取り消せます。操作履歴などから対象の指示を確認し、期限に余裕を持って手続きしてください。SBI新生銀行へのリアルタイム出金は、指示後の取消ができません。

出典:SBI証券「出金を取り消す」

米国株を売った場合も同じ日数ですか?

いいえ、国内株式の通常取引の日程をそのまま当てはめることはできません。外国株式の受渡日や、売却代金を受け取る通貨を確認する必要があります。

日本円で銀行へ移したい場合は、円貨出金の指示可能額に反映されているかを確認してください。米ドルで受け取った代金を円に交換する操作については、次の記事で説明しています。

▶︎ 関連記事:SBI証券のNISA売却方法、注文から銀行口座への出金まで

まとめ

SBI証券から銀行へお金を移すときは、円貨出金画面で金額・予定日・振込先を確認し、認証と受付完了まで進めます。株を売った場合は、受渡日も合わせて確認してください。

銀行で受け取るまでに確認すること

  • 銀行へ移せる金額は「出金指示可能額」で確認する。
  • 国内株式の通常取引では、売却代金を受け取れるのは最短で受渡日になる。
  • 通常出金は営業日16時を境に予定日が変わり、振込手数料は無料。
  • 指示後は受付履歴を確認し、予定日に銀行側の入金も確かめる。

使う金額と必要な日が決まっているなら、円貨出金画面の予定日を確認してみてください。長期保有を続ける資金を整理しながら、必要な分を銀行へ移す準備を余裕を持って進めましょう。