アンソロピックに申し込める証券会社は?個人向け4社を比較

アンソロピックのIPOには、どの証券会社から申し込めるのでしょうか。2026年11月2日に提出された有価証券届出書では、個人向けの申込先として、SBI証券・楽天証券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券の4社を確認できます。

ただし、取扱会社が決まったからといって、すぐに申し込めるわけではありません。2026年11月3日に確認した範囲では、具体的な受付開始日と締切日は確認できていません。届出書では、仮条件が決まった後に各社の受付期間へ進む仕組みが示されています。

持っている口座で参加できるのか、いつまでに資金を用意するのかが分からないと、準備を進めにくいものです。私自身もSBI証券を実際の投資に利用していますが、今回の公募では通常の米国株購入とは異なる手続きを確認する必要があります。

この記事では、届出書に記載された申込先と販売方法を比較し、申込開始日を確認する場所まで整理します。まずは、個人が利用できる4社の違いから見ていきましょう。

※情報確認日:2026年11月3日。募集条件は今後変更される可能性があります。申込時には、最新の目論見書と各社の受付案内をご確認ください。

アンソロピックの公募に申し込めるのはどこ?

個人が公募への申込先として確認するのは、SBI証券・楽天証券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。11月2日提出の届出書には国内募集を扱う6社が記載されていますが、そのうち2社は機関投資家のみを対象としています。

ここでいう公募は、上場に伴って発行される株式を、決定した発行価格で購入するための募集です。上場後に市場で株を買う方法とは、申込窓口や注文手順が異なります。

個人向け4社の申込方法を比較

ネットでの申込方法が記載されているのはSBI証券とみずほ証券で、楽天証券も需要申告に基づく抽選とウェブサイトでの手続きを案内しています。三菱UFJモルガン・スタンレー証券については、今回の届出書にネット抽選の記載は確認できません。

証券会社 届出書に記載された販売方法 申込開始日の確認状況
SBI証券 ネット申込・対面販売。ネットは申込総数が販売数を超えると予想される場合に抽選 具体的な日付は未確認。ネット受付期間は仮条件決定日に決まる予定
楽天証券 需要申告を受け付け、申告者を対象に抽選 具体的な日付は未確認。仮条件決定日以降、同社が定める期間に受付
みずほ証券 ネット倶楽部での抽選・対面販売 具体的な日付は未確認。ネットは仮条件決定日以降、同社が定める期間に受付
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 需要申告を受け付け、配分方針に従って販売。申込期間内に証拠金を添えて申込み 具体的な日付は未確認。需要申告は仮条件決定日から条件決定日まで

※↔スワイプして表を見る

この表は、届出書に示された販売方法をまとめたものです。4社すべてで現在申込みを受け付けているという意味ではありません。

出典:アンソロピックの有価証券届出書(2026年11月2日提出、有報キャッチャー掲載)、11・14~16ページ。

名前が似た2社は販売対象が異なる

三菱UFJモルガン・スタンレー証券と、モルガン・スタンレーMUFG証券は別の会社です。今回の国内募集では、後者は機関投資家のみへの販売と記載されています。

ゴールドマン・サックス証券も、今回の販売対象は機関投資家のみです。「国内6社が取り扱う」という情報を見ても、個人が6社すべてに申し込めるわけではない点に注意してください。

アンソロピックはいつから申し込める?

2026年11月3日の確認時点では、具体的な申込開始日は確認できていません。届出書では、仮条件決定日以降に需要申告やネット申込を受け付ける方法が示されており、実際の受付期間は各社の案内で確認する必要があります。

受付は仮条件決定日以降が基本

申込準備の目安になるのは、購入価格の目安となる「仮条件」が示される日です。その後、証券会社が定めた期間に需要申告や購入申込みを行い、最終的な発行価格などが決まる「条件決定日」へ進みます。

11月2日の届出書では、仮条件決定日と条件決定日は2026年11月から2027年4月までのいずれかの日を予定しています。条件決定日が2027年4月以降になる可能性も記載されています。

この期間は、申込みを半年間受け付けるという意味ではありません。また、「11月に上場する見通し」という情報から、申込開始日を逆算して決めつけることもできません。

申込開始日に向けて確認する情報

  • 仮条件の価格帯と、仮条件が決まった日
  • 利用する証券会社の受付開始日時・締切日時
  • 抽選や配分の前に必要となる資金と、その準備期限
  • 条件決定後に購入を辞退できる期限

出典:有価証券届出書、11・13~15ページ。具体的な受付開始日時は、訂正された届出書と各社の個別案内で確認してください。

申込締切と購入辞退の期限を分ける

新しく申し込める期限と、申込後に購入を辞退できる期限は異なります。抽選結果を見てから新規に申し込めるとは限りません。

例えばSBI証券のネット申込は、条件決定日より前に受付を終了する予定です。一方、当選者・補欠当選者が購入を辞退する期限は、条件決定日の日本時間12時59分を予定しています。

楽天証券とみずほ証券のネット抽選でも、条件決定日の日本時間12時59分まで購入の撤回・辞退ができる予定とされています。これらは11月2日の届出書に記載された予定であり、最終的な日時は各社の受付案内で確かめてください。

日程が公表されたら、「申込締切」「資金の準備期限」「辞退期限」を別々に控えると、どの時点で何をするかが分かります。

申込方法と各社の確認先

申込みの流れと資金の準備方法は、利用する会社によって異なります。以下は11月2日の届出書に基づく説明で、実際の受付画面や最終条件は各社の案内に従います。

SBI証券はネットと対面で取り扱う

SBI証券には、ウェブページからの購入申込と対面販売の両方が記載されています。ネットでは仮条件決定日から同社が定める受付期限まで、1株単位で購入を申し込みます。

申込総数が販売する株数を超えると予想される場合は、購入者と購入株数を決める抽選が行われます。当選・補欠当選・落選の結果や購入可能株数は、ウェブページ上で確認する仕組みです。

当選した場合、所定の期限までに辞退しなければ購入が確定します。補欠当選の場合も、繰り上がったうえで辞退していなければ購入が確定するため、結果を確認せずに放置しないようにしてください。

資金については、届出書が外国証券取引口座への米ドルの入金方法をSBI証券の案内で確認するよう求めています。通常の米国株で円貨決済を使っている場合も、今回の公募で必要な通貨と入金期限を改めて確認しましょう。

確認先:SBI証券からのお知らせ

楽天証券は需要申告をもとに抽選

楽天証券では、仮条件決定日以降の受付期間に需要を申告し、その申告者を対象に抽選が行われます。需要申告は、購入したい株数を伝えるとともに、購入の意思表示をする手続きです。

資金は抽選までに用意します。届出書には、円で購入する場合は同社が定める為替レートで計算した概算金額を、米ドルで購入する場合は必要な概算米ドル額を準備すると記載されています。

当選後、期限までに購入の意思表示を撤回しなかった人や、補欠から繰り上がった人には、確定した配分が通知されます。その通知の受領をもって購入する仕組みなので、需要申告を単なる仮予約と考えないことが大切です。

確認先:楽天証券の米国株式・新規公開株式(IPO)。当該銘柄の個別案内で、公募の申込期間と上場後の取扱開始日を区別して確認してください。

みずほ証券はネット抽選と対面販売

みずほ証券では、対面での販売に加え、「みずほ証券ネット倶楽部」を使う抽選参加の方法が記載されています。ネット抽選には、仮条件決定日以降、同社が定める受付期間に申し込みます。

ネット抽選に参加する場合は、同社の為替レートで計算した購入に必要な概算資金を、条件決定日の前営業日までに用意する必要があります。口座を持っているだけで準備が終わるわけではなく、資金を入れる期限まで確認しておきましょう。

対面では、仮条件を参考に需要を申告し、申込期間内に申込証拠金を添えて申し込む流れです。ネット抽選とは手続きが異なるため、自分が使う窓口の説明に沿って進めます。

確認先:みずほ証券のお知らせ、ネット倶楽部、または取引店。

三菱UFJモルガンは取引窓口で確認

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、仮条件決定日から条件決定日まで需要を申告し、同社の配分方針に従って販売する方法が記載されています。申込みは、申込期間内に申込証拠金を添えて行います。

今回の届出書には、同社についてネット抽選の記載は確認できませんでした。インターネット取引の契約がある場合も、その契約だけで今回の公募にネットから申し込めるとは判断できません。

取引窓口では、アンソロピックの公募への参加を希望することを伝え、利用中の口座・取引コースで申し込めるか、需要申告と正式な申込みの期限はいつかを確認してください。

確認先:三菱UFJモルガン・スタンレー証券の公式案内・取引窓口。

各社の販売方法の出典:有価証券届出書、14~16ページ。

申込前に口座と資金をどう準備する?

受付開始前にできるのは、利用する口座と購入予算を確認することです。開始日や公開価格が決まっていない段階で、買う金額まで確定させる必要はありません。

外国証券取引口座と購入資金を確認

今回の国内募集に参加するには、利用する取扱証券会社に外国証券取引口座を開設する必要があります。国内株を売買できる状態でも、外国証券の取引に必要な手続きが済んでいるかを確認してください。

届出書の募集条件は1株以上・1株単位ですが、発行価格は未定です。そのため、最低いくら必要かは、価格と各社の資金計算方法が示されてから判断します。

円で資金を用意する場合は為替も関わります。自分で計算した株価相当額だけで足りると考えず、証券会社が示す必要資金と入金期限に合わせて準備しましょう。

出典:有価証券届出書、13・16ページ。

使っている口座から申込条件を確かめる

すでに4社のいずれかを利用しているなら、その口座で今回の公募に参加するための条件を確かめるところから始められます。新しく口座を開く場合も、今回の申込みに間に合うかは個別に確認が必要です。

私は今回、SBI証券から申し込む予定です。SBI証券では普段から成長株投資やNISAを利用しています。今回の申込みはこれからであり、受付開始後に募集案内に沿って手続きを進めます。

公募では、申込みから購入確定までの流れが通常の買い注文とは異なります。申込先を決めた後も、必要な資金の通貨、準備期限、抽選結果の確認方法、購入辞退の期限を確かめておきましょう。

抽選への申込みも購入の意思表示になる

みずほ証券のネット抽選、楽天証券の需要申告、SBI証券のネット申込では、所定の期限までに取り消し・辞退をしなければ、当選分などの購入が確定する仕組みです。仮条件の範囲外で価格が決まる場合もあるため、最終条件と辞退期限を確認してください。

複数社への申込みを検討する場合は、各社のルールを確認するとともに、複数の口座で配分を受けた場合の購入総額まで考えます。申込みが可能かという判断と、その金額を投資してよいかという判断は、分けておく必要があります。

上場の概要や企業の成長性を検討したい方は、アンソロピックのIPOはいつ?日本での買い方と投資前の確認点も参考にしてください。

よくある質問

アンソロピックはNISAで申し込めますか?

利用する証券会社が今回の公募をNISA対象として扱い、必要な投資枠などの条件を満たす場合に申し込めます。2026年11月3日の確認時点では、4社それぞれの具体的なNISA対応を確認できていません。通常の米国株のNISA対応を、そのまま今回の公募に当てはめないでください。

複数の証券会社から申し込めますか?

各社の申込ルールで認められている場合は申し込めます。ただし、今回の募集について、その可否を確認できていません。同じ会社での重複申込と、別会社からの申込みも区別して確認しましょう。

PayPay証券やマネックス証券でも申し込めますか?

11月2日の届出書に記載された国内公募の申込取扱会社には、PayPay証券とマネックス証券は含まれていません。今後の追加や上場後の売買対応については、各社の個別発表を確認してください。

申し込めば必ず買えますか?

いいえ、申込みだけで購入できるとは限りません。抽選や配分の結果によって購入できない場合があり、希望した株数すべてを購入できるとも限りません。

公募で買った株は上場初日に売れますか?

はい、11月2日の届出書では、国内募集で購入した人は、申込みを行った証券会社を通じて上場日から売買できるとされています。ただし、具体的な注文方法・受付時間は各社への確認が必要で、希望する価格や時刻での売却が保証されるわけではありません。

出典:有価証券届出書、12・14~17ページ。

まとめ

アンソロピックの国内公募では、個人の申込先としてSBI証券・楽天証券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券を確認できます。具体的な受付開始日は、2026年11月3日の確認時点では確認できていません。

  • ネット申込や抽選を検討する場合は、SBI証券・楽天証券・みずほ証券の個別案内を確認する。
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、利用中の口座での申込方法を取引窓口に確認する。
  • 仮条件決定後、受付開始日・申込締切・資金の準備期限を確認する。
  • 当選後の購入確定と辞退期限を把握し、購入総額が予算に収まるかを確かめる。

まずは、使っている証券口座が今回の公募に対応するかを確認し、公式の受付案内を見られるようにしておきましょう。申込みの窓口が分かったら、次は条件と予算を照らし合わせて参加するかを判断する段階です。