若い人に株式投資を勧めると多くの人が「株は恐いから」「株は分からないから」と言って、投資をはじめるのに二の足を踏みます。
確かに、株式投資に限らず、投資で利益を出すことは簡単ではありません。
一説によると、長期的に株式投資で成功する人は投資家のたった5%という説もあります。また、株で全財産をなくしたという話も聞きます。
しかし、一方、一般人が資産を形成するのに最も成功率の高い方法でもあると言われています。
このブログでは、現在、投資に関する知識がなくともコツコツと資産形成できる正しい投資のやり方を説明していきます。
年収1億円以上になるには投資が最も簡単
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2017年度の国税庁の調査によれば、年収1億円以上を稼いだ人の数は2万3250人。日本国内の就労者人口が6552万人なので、全就労者の0.031%の割合。
そして、そのうち、年収1億円超の人のうち、なんと56.4%を株やFXなどのトレーダーが占めているとのことです。
その次に多いのが、超一流企業の給与所得者 31.8%。3位が事業所得者 7.8%。4位が不動産所有者 2.8%。5位が作家・ミュージシャン 1.2%、と続きます。
超一流企業の給与所得者と言えば、トヨタやSONYの取締役クラス、あるいは、ゴールドマンサックスのような投資銀行のファンドマネージャーなど、いずれも会社員としては最上級に位置する天才ばかりです。
もちろん、投資で億の資産を築くのでも十分に難しいのですが、まだ、その他の職業に比べれば、はるかにチャンスが多いことが分かります。
株式投資もビジネスという認識を持つ
年収1億円以上の収入を得ている人は、どんな人たちでしょうか?
たとえば、投資家の次に多い超一流企業の給与所得者を想像してみてください。
東大や京大、あるいは、欧米の有名大学に入るために死に物狂いで勉強に励み、その後も、激烈な出世競争を勝ち抜いてきた人ばかりでしょう。
会社で役員クラスに上り詰めるためには、多くの新規事業や新プロジェクトを立ち上げ、自分の収入をはるかに超える利益を会社のためにもたらしてきたはずです。
株式投資もビジネスです。
あなたは、会社で上司から新規事業・新プロジェクトの責任者に任命されたと想像してみてください。 市場やライバル企業の動向を調査し、収支予測を行い、プロジェクトスケジュールを組み、十分に利益が出せるという見込みを立てたうえで実際の事業に取り掛かるでしょう。
投資の場合も同じです。
本格的に投資を行う前に、事前に十分な調査・研究を行い、継続して利益が出せるという見込みを作ったうえで投資をはじめます。
こうすれば、多くの方が継続的に利益を出せるようになるでしょう。
間違った株式投資のやり方と正しい投資のやり方
間違った株式投資のやり方
高すぎる目標を立てる
さて、株式投資をはじめるにあたって、どれくらいの利益率を目標にすべきでしょうか?
インターネットに出てくる投資スクールの宣伝では、推薦銘柄が2倍になった、3倍になったという宣伝が数多く出ています。日本の株式市場では3,000以上の銘柄が上場しています。したがって、確かに1年間で2倍以上になる株もあります。
それでは、仮に、毎年2倍の利回りを達成できたとしましょう。
100万円の資金で始めれば、10年後、20年後には、それぞれいくらになるでしょう。
なんと10年後には資金は10億円を超え、20年後に1兆円、25年後には16兆円を超え、世界一のお金持ちになれます。
「25年後に世界一のお金持ちになれる」
という宣伝があっても誰も信じません。
しかし、
「5倍高を超えた弊社推奨銘柄の一部をご紹介しましょう」
と書かれていると、なんとなく5倍高の銘柄があるならば、年間2倍程度なら可能かもと思いたくなります。
広告も過大広告ではなく、数百推薦した銘柄のうち、たまたま5倍高になった銘柄があったのかもしれません。
特に、初心者のうちほど、あり得ないほど高すぎる目標を立ててしますのです。
あのウォーレン・バフェットでさえ、生涯年間利回りが20%程度だということです。また、昔の日本の相場師は年間利回り30%を目標に置いていたということです。20%~30%も利益が出ればラッキー程度に考えておきましょう。
思いつきで売買する
多くの人が自分の売買手法や売買ルールを持っておらず、思いつきで売買をします。
例えば、証券会社のセールスマンや友人の話を聞いて、「どうやら、この株が、これから上がりそうな気がする」といった具合に株を買います。
この方法では、利益が出るかどうかは完全に運任せになってしまいます。
損切をしない
思いつきで株を買い、その後、思惑に反して株価がどんどん下がった場合でも損切をしません。また、損切のラインも決めていません。
このため、株が買った値段よりも半額以下になっても、株を売らずに塩漬けにする人がいます。
正しい株式投資のやり方
投資に絶対はありません。当然、リスクがあります。しかし、間違った方法の反対をやれば、継続的に利益が出せる確率が高くなります。
過去のシミュレーションに基づき、利益を予想する。
まず、オススメする方法は、最初は少ない資金で投資をはじめ、その間に自分の売買手法を確立することです。
例えば、資金10万円~30万円程度で売買をスタートし、1年~2年程度時間をかけて、自分の売買手法を確立させます。
10万円で年間30%の利益が出せるようになれば、資金が100万円になっても、1,000万円になっても同様に年間30%程度の利益を期待できます。
事前の計画に基づいて株を買う
ビジネスでは5W1Hが重要と言われます。
- いつ
- どこで
- だれが
- なにを
- なぜ
- どのように
株式投資においても、5W1Hは非常に重要です。
5W1Hの売買ルールを決めておき、そのルールを守ることで、投資の収益は各段に向上します。
株式投資における5W1Hは以下のようなものです。
どこで(どの市場で)
東証一部・二部・新興市場を含めると3,000社以上が上場しています。
初心者のうちは、東証一部の信用銘柄に限定した売買をすることをオススメします。
ある程度、大きな会社の株であれば、値動きが比較的なめらかです。慣れてくれば、株式だけではなく、日経225ミニも安定した動きをしており、オススメの投資対象です。
なにを(どの株を)
例:成長株を
成長株の定義は別に自分で定めておき、購入予定銘柄のリストを作っておきます
いつ
例:株価が下落し、次に、25日移動平均線を終値で抜いた時
成長株といえども、常に、右肩上がりに株価が上昇していくわけではありません。1年間のうちには、たいてい2,3回は株価が大きく下落する局面があります。株価が下がって、上がりはじめたタイミングで購入することで大きな値幅取りを期待できます。
したがって、この売買手法を採用するなら、狙っている株が下落し、次に上昇トレンドに入るのを待つ必要があります。
なぜ
売買手法と売買ルールが明確であれば、なぜ、この株を、今、買うのかという理由を明確に書き出せるはずです。株の買い注文を出す前に、その株を買う理由を一度書き出してみましょう。
毎回、理路整然と他人に説明できる内容となれば、次第に資産が増えていくでしょう。
どのように
例えば、資金が30万円であれば、30万円を全てその株に注ぎ込むのか、もしくは、資金を三等分して、分割投資を行うのか?
資金の割り当て方法も決めておきましょう。
資金が増えてくれば、ひとつの銘柄を買うにしても
- ナンピン買い下がりをするのか?
- 利益が出るたびに買い増しをしていくのか?
- 資金がいくら大きくても1回で予定株数を全て購入するのか?
など、様々な方法があります。あるいは、ひとつの銘柄だけを繰り返し売買する方法もあります。
誰が
投資は全て自己責任です。
自分で売買手法・売買ルールを構築し、そのルールに基づいて投資を継続すれば、次第に上達することが期待できます。
一方、他人の情報に基づいて売買していたのでは、10年投資をしても上達が望めません。
株式投資もビジネスです。
投資家として成功したいのならば、時間を費やして、自分なりの売買手法・売買ルールを構築していきましょう。
このブログでは、自分で売買手法・売買ルールを構築できるようになるための様々なアイデアを伝えていきます。
初心者にオススメの売買手法
自分で売買手法・売買ルールを構築すると言っても、初心者のうちは、何から手をつけていいか分からないと思います。また、買い注文を出すだけでも、様々な専門用語を理解する必要があります。
初心者でも簡単に株式投資を始められ、かつ、非常に勝率が高い方法にLINE証券のタイムセールを使った売買があります。
資金も数万円程度で始められますので、まずは、この方法で投資をスタートし、投資を続けながら投資の勉強を進めていくことをオススメします。