毎月の小遣いを少しでも増やしたい。
老後資金を貯めたい。
住宅購入のための頭金を貯めたい。
株式投資をはじめるには、様々な理由があるでしょう。
しかし、多くの方が思うような利益を上げられていないのではないでしょうか?
この記事では、忙しい会社員でも着実に株式投資に上達できる方法を記入しています。
会社員のメリット・デメリット
Contents
会社員のメリット
投資信託の運用責任者をファンドマネージャーと呼びます。
当然、日本やアメリカの超一流大学・大学院を卒業したエリート揃いです。
しかし、会社員のメリットを活かせば、彼らが運用するファンドを上回る勢いで資産を殖やすことも可能なのです。
常に、株式投資をする必要はない
会社員は余裕資金があっても、常に、株式投資をしている必要はありません。
狙った株を安くなった時に買い、高くなったら売る。
↓
利益が出れば、しばらく現金で保有しておく。
↓
また、安くなったら買い、高くなったら売る。
これを繰り返せばいいのです。
一方、ファンドマネージャーは、ファンドの種類にもよりますが、原則、常に、株を保有していなければなりません。
3,000億円運用しているファンドマネージャーは、
「株が暴落しそうだから、明日、3,000億円全て売って手仕舞いしよう」
という訳にはいかないのです。
安くなるまで3か月でも半年でも待ちましょう。
上げ相場の時でも、年に2回くらいは暴落する時がやってきます。
毎月、積立が可能
株式投資を始める際に、毎月5,000円でも10,000円でもいいので、積立定期も一緒に開始されることをオススメします。
積立定期で少しずつお金を貯めていく間に、株式投資も上達させるのです。
そうすれば、株式投資が上達した頃には、積立定期も増えています。
そして、複利でドンドンお金が増えるようになっていきます。
会社員のデメリット
もちろん、デメリットもあります。
一般の会社員は日中に値動きを確認できません。
特に、値動きの荒い株を買うと、仕事中も値動きが気になって仕方ありません。
しかし、これについては、安定した値動きの株を朝の寄付きで買えば、日中、値動きを気にする必要もありません。
また、最近では、OCO注文やIFD注文など、価格が〇〇円以上になれば、自動で発注や手仕舞いされる特殊な注文方法があります。
これなら、前日に注文をセットしておけば、自動的に注文がかかります。
むしろ、こちらのほうが感情的にならず、冷静に取引ができるというメリットがあります。
株式投資でどれくらいの利益を見込めるの?
世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェット氏を目指そう
と言ったら、あり得ないと思われるでしょう。
しかし、あのウォーレン・バフェット氏でさえ、年間の平均利率は20%だったということです。
ただ、その20%を50年間に渡って継続されたからこそ、当初の1,000万円の資金を8兆円までにされたのです。
まずは、年間10%の利益を目指しましょう。
年間10%であっても、
- 10年で2.5倍
- 30年で17倍
- 50年で117倍
になります。
100万円で始めても50年後には1億円を突破します。
50年とは長すぎると思われるかもしれません。
しかし、最近では、親子二世代住宅ローンというものもあります。
親子二世代で資産を築いてもいいんじゃないでしょうか?
同時に積立定期を始めて、それを投資に回せば、もっと早いスピードで資産を築けます。
会社員が選ぶべき銘柄
ネットの情報を見ると、デイトレーダーが値動きの盛んな小型株を頻繁に売買しているニュースが流れています。
しかし、日中、価格を見られないのですから、そういった株を選定してはいけません。
会社員が選ぶべき銘柄は、以下のような銘柄です。
業績が安定して、値動きが安定した銘柄
例えば、年間の目標値を10%とするならば、年5%×2回で目標達成可能です。
最近では、年に数回、日経平均が1,000円近くも下落する場合があります。
そんな急落の後の反発を狙えば、5%程度であれば、比較的短期間に上昇する場合があります。
値動きの荒い株の場合は、大きく上がる可能性もある代わりに1日で10%程度下げてしまう恐れもあります。
そんな株を購入すると、値動きが気になって、仕事に集中できません。
配当や優待も期待できる銘柄
日産自動車やソフトバンクは配当が5%程度もあります。
もちろん、配当も業績によって変わりますので、確約された数字ではありませんが、定期預金の数十倍もの金利です。
配当に加えて、年間5%もキャピタルゲインを取れば、年間10%にもなるのです。
どんな売買ルールが簡単?
安い時に買って、高い時に売る
株で儲ける秘訣は、単に、安く買って、高く売ることです。
あるいは、慣れてきて信用取引で空売りもできるようになれば、高く売って、安く買い戻すことです。
しかし、一般的には、この逆をやってしまうのです。
多くの人が株を始めるのは、相場が上がってきた後が多いのです。
相場が上がってくれば、新聞やニュースでA社の業績が〇%アップしたというニュースが流れます。また、新聞や雑誌で投資信託などの特集が組まれます。
こういった時に多くのお金が市場に流れ込みます。景気のいいニュースに接していると、無意識のうちに、株や投資信託を買いたくなります。
しかし、こういった時には、株価が上がりすぎている場合が多いのです。
そして、結果的に、高く買って、安く売ることになってしまいます。
日経平均が急落している場合には、「今こそ投資のチャンス」ということ誰かが言ってくれればいいのですが、急落時には、そんなニュースは流れないため、自分で安く買えるチャンスを待つ必要があります。
できるだけ現金で保有しておく
安く買うためには、安くなった時に買えるように現金を用意しておく必要があります。
評価損が出ている塩漬け株ばかり持っていると、せっかく業績のいい株が買える時期、つまり、バーゲンセールになっても、株を買えません。
逆説的ですが、株式投資で儲ける秘訣は、できるだけ株ではなく現金で持っている期間を長くしておくことなのです。
損切を徹底する
そうは言っても常に買った株が上がるわけではありません。
買った値段から10%も下がれば、必ず、損切するのです。
そうすれば、塩漬け株を持つ心配もありません。
長期投資するなら10年以上保有する
短期的には企業の業績と株価は、ほとんど関係しません。
日経平均が急落する場合は、ほとんどの株が業績にかかわらず、急落します。
成長株の場合、それまで高くなりすぎている場合が多く、30%下げる株も多いのです。
長期的には企業業績は株価に反映する
と言われています。
しかし、アメリカの研究結果によれば、成長株を8年以上保有した場合は、ほとんどのケースで利益になるが、短期的には、業績と株価の間に関係性はないとのことです。
長期投資をするのであれば、10年以上保有するつもりで投資をしましょう。
もちろん、それでも、来年以降もその会社の業績がいいかどうかは分かりません。
注意すべきポイント
自社株の売買は避ける
最近はインサイダー取引の取り締まりが厳しくなっています。
また、決算発表の直後に株価が急騰・急落する銘柄が増えています。
一般社員であっても、会社の内部情報を知りえる機会は常にありえます。
無用なリスクは避けましょう。
できれば一般口座で運用しよう
証券口座を作る際、特定口座を選択される方が多いようです。
株式投資で20万円以上の利益が出れば、確定申告が必要です。
特定口座であれば、証券会社が代行してくれます。
一方、損失が発生した場合は、自分で確定申告しなければ、税金が戻ってきません。
また、利益が20万円未満の場合は、確定申告不要です。
しかし、特定口座の場合は、利益が発生する都度、税金も支払う形となります。
少々、面倒ですが、税金も含めて利回りを追求しましょう。