新NISAで1000万円を目指すには?積立額と運用期間をシミュレーション

「新NISAを始めたいけれど、1000万円を作るには毎月いくら積み立てればいい?」

「月3万円なら、1000万円まで何年かかる?」

このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

1000万円という金額だけを見ると大きく感じますが、毎月の積立と長期運用を組み合わせれば、決して現実離れした目標ではありません。

たとえば年利5%で運用できたと仮定すると、1000万円を目指すために必要な毎月の積立額は、おおよそ次のようになります。

運用期間毎月の積立額の目安
10年約6.4万円
15年約3.7万円
20年約2.4万円

運用期間を長くするほど、複利の効果を活用できるため、毎月の負担を小さくできます。

この記事では、新NISAで1000万円を目指す場合について、

  • 毎月いくら積み立てればいいのか
  • 利回りによって必要な積立額はどのくらい変わるのか
  • 月3万円、5万円、10万円なら何年かかるのか

を具体的にシミュレーションします。

なお、以下では「毎月末に積み立てる」「運用益は再投資する」「一定の利回りで運用できる」と仮定して計算しています。実際の投資では価格が上下するため、シミュレーション通りになるとは限りません。

新NISAで1000万円を目指すには毎月いくら積み立てればいい?

1000万円を目標にする場合、重要なのは「高い利回りを狙うこと」だけではありません。

むしろ、

毎月の積立額 × 運用期間 × 運用利回り

の3つを組み合わせて考えることが大切です。

ここでは一例として、年利5%で運用した場合を中心に見てみましょう。

10年で1000万円を目指す場合の積立額

10年間で1000万円を目指す場合、年利5%で運用できたとすると、必要な積立額は、

毎月約6万4400円

です。

10年間、まったく運用せず現金だけで1000万円を積み立てる場合は、

1000万円 ÷ 120か月 = 約8万3300円

必要です。

つまり、年利5%で運用できれば、毎月の必要額は約1万9000円少なくなります。

10年間という期間はそれほど長くないため、ある程度まとまった金額を毎月積み立てる必要があります。

一方、「20年、30年かけるのは長すぎる」という人にとっては、10年で1000万円という目標はひとつの分かりやすい目安になるでしょう。

15年で1000万円を目指す場合の積立額

15年間、年利5%で運用する場合、毎月必要な積立額は、

約3万7400円

です。

運用をしない場合は、

1000万円 ÷ 180か月 = 約5万5600円

必要になります。

10年の場合と比較すると、運用期間を5年間延ばすだけで、毎月の積立額を約2万7000円減らせます。

「毎月6万円以上は厳しいが、3~4万円なら続けられそう」

という人であれば、15年程度をひとつの目安にしてもいいでしょう。

20年で1000万円を目指す場合の積立額

20年間、年利5%で運用する場合、毎月の積立額は、

約2万4300円

です。

運用しない場合には、

1000万円 ÷ 240か月 = 約4万1700円

必要です。

20年間になると、運用による複利効果も大きくなってきます。

10年で1000万円を目指す場合は毎月約6.4万円必要でしたが、20年なら約2.4万円です。

つまり、資産形成では、

「いくら投資するか」だけでなく「どれだけ長く運用できるか」が非常に重要

だと分かります。

1000万円までの積立額を利回り別にシミュレーション

もちろん、毎年5%で運用できる保証はありません。

そこで、年利を3%、5%、7%に分けて、1000万円を作るために必要な毎月の積立額を比較してみましょう。

運用期間年利3%年利5%年利7%運用なし
10年約7.2万円約6.4万円約5.8万円約8.3万円
15年約4.4万円約3.7万円約3.2万円約5.6万円
20年約3.0万円約2.4万円約1.9万円約4.2万円

利回りが高くなるほど必要な積立額は少なくなりますが、ここで注意したいのは、高い利回りほど簡単に実現できるわけではないということです。

年利3%で運用した場合

年利3%なら、1000万円を目指すために必要な毎月の積立額は、

  • 10年:約7万1600円
  • 15年:約4万4100円
  • 20年:約3万500円

です。

比較的控えめな利回りで計画すると、その分、必要な積立額は多くなります。

ただし、資産形成の計画を立てる際には、最初から高い利回りを前提にするよりも、ある程度慎重な数字で考えておく方法もあります。

特に「何としても○年後までに1000万円を準備したい」という場合は、想定利回りを低めにしておいたほうが計画を立てやすいでしょう。

年利5%で運用した場合

年利5%の場合は、

  • 10年:約6万4400円
  • 15年:約3万7400円
  • 20年:約2万4300円

となります。

たとえば20年間なら、

毎月約2万5000円を積み立てながら長期運用する

というイメージになります。

毎月の積立額だけを見ると小さく感じるかもしれませんが、長期になるほど運用益が次の運用益を生む「複利」の影響が大きくなります。

年利7%で運用した場合

年利7%の場合は、

  • 10年:約5万7800円
  • 15年:約3万1500円
  • 20年:約1万9200円

です。

20年間なら毎月2万円弱でも、計算上は1000万円を目指せます。

ただし、「年利7%で計算すると積立額が少なくて済むから」という理由だけで、必要以上にリスクの高い商品を選ぶのは注意が必要です。

株式市場では大きく上昇する年もあれば、大幅に下落する年もあります。

7%は「毎年必ず7%ずつ増える」という意味ではありません。

長期的な平均リターンと、毎年の値動きは分けて考える必要があります。

運用期間を変えると1000万円まで何年かかる?

今度は反対に、毎月の積立額を固定して考えてみましょう。

ここでは、

  • 月3万円
  • 月5万円
  • 月10万円

を積み立てた場合、1000万円までどのくらいかかるのかを計算します。

毎月3万円を積み立てる場合

月3万円の場合は次のようになります。

想定利回り1000万円までの期間
運用なし約27年10か月
年利3%約20年3か月
年利5%約17年6か月
年利7%約15年6か月

年利5%なら、約17年6か月が目安です。

月3万円なら年間36万円なので、比較的始めやすい金額です。

「まずは無理のない金額から新NISAを始めたい」という人であれば、月3万円からスタートし、収入が増えたときに積立額を増やしていく方法もあります。

毎月5万円を積み立てる場合

月5万円の場合は次の通りです。

想定利回り1000万円までの期間
運用なし約16年8か月
年利3%約13年7か月
年利5%約12年2か月
年利7%約11年1か月

年利5%なら、約12年2か月で1000万円に到達する計算です。

月5万円なら年間60万円。

15年以上かけるのではなく、10年前後から十数年程度で1000万円を目指したい人にとって、ひとつの目安になる金額です。

毎月10万円を積み立てる場合

月10万円なら次のようになります。

想定利回り1000万円までの期間
運用なし約8年4か月
年利3%約7年6か月
年利5%約7年
年利7%約6年8か月

年利5%なら、約7年です。

月10万円は年間120万円となるため、現在の新NISAの「つみたて投資枠」の年間投資上限と同じ金額になります。

新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円で、併用すれば年間最大360万円まで投資できます。また、非課税保有限度額は合計1800万円、非課税保有期間は無期限です。

そのため、1000万円をひとつの資産形成目標として積み立てていくのであれば、新NISAを活用しやすい設計になっています。

新NISAで1000万円を目指すときのポイントと注意点

シミュレーションを見ると、「年利7%なら少ない積立額で1000万円を作れる」と考えたくなるかもしれません。

しかし、資産形成では利回り以上に重要なことがあります。

無理なく継続できる積立額を設定する

1000万円を早く作ろうとして、毎月の積立額を大きくしすぎる必要はありません。

たとえば月10万円を設定しても、生活費が苦しくなり、数か月後に積立を中止してしまっては意味がありません。

それよりも、

月3万円を20年近く継続する

という方法のほうが現実的な人もいるでしょう。

資産形成では、一時的に大きな金額を投資することよりも、長期間継続することが重要です。

まずは、

「毎月いくらなら、株価が上がっても下がっても積み立て続けられるか」

を考えてみましょう。

収入が増えたり、支出が減ったりした段階で、月3万円から4万円、5万円へ増額していく方法もあります。

想定利回りだけで計画を立てない

今回のシミュレーションでは3%、5%、7%という利回りを使っていますが、実際の運用成績は毎年変動します。

仮に長期的な平均利回りが5%だったとしても、

毎年きれいに5%ずつ資産が増えるわけではありません。

大きく上昇する年もあれば、20%、30%と下落する局面もあり得ます。

そのため、

「年7%で運用できるはずだから、毎月2万円だけ積み立てれば20年後に1000万円になる」

と決めつけるのではなく、

利回りが低かった場合でも対応できる計画を作っておくことが大切です。

たとえば年5%を中心に考えながら、年3%の場合も確認しておけば、より現実的な資産形成計画になります。

1000万円達成後も長期運用を検討する

1000万円は大きな目標ですが、資産形成のゴールとは限りません。

新NISAの大きな特徴のひとつは、非課税保有期間が無期限になっていることです。

そのため、1000万円に到達したからといって、すぐにすべて売却する必要はありません。

たとえば1000万円を追加投資せず、年5%でそのまま運用できたと仮定すると、

  • 10年後:約1630万円
  • 20年後:約2650万円

になります。

もちろん、実際の市場では毎年5%で増えるわけではありません。

それでも、長期運用では「積み立てている期間」だけでなく、1000万円というまとまった資産ができてからの運用期間も大きな意味を持ちます。

1000万円を最終ゴールにするのではなく、

1000万円を資産形成のひとつの通過点として考える

という方法もあるでしょう。

まとめ:新NISAで1000万円を目指すなら「積立額×時間」で考えよう

新NISAで1000万円を目指す場合、年利5%を仮定すると、毎月の積立額の目安は、

  • 10年:約6.4万円
  • 15年:約3.7万円
  • 20年:約2.4万円

です。

反対に、積立額から考えると、年利5%の場合、

  • 月3万円:約17年6か月
  • 月5万円:約12年2か月
  • 月10万円:約7年

が1000万円到達の目安になります。

1000万円を早く作ろうとすると、どうしても「高い利回りの商品を探そう」と考えがちです。

しかし、利回りを高くするほど、一般的には価格変動などのリスクも大きくなります。

それよりも、

無理なく積み立てられる金額を決め、できるだけ長く運用すること

が資産形成の基本です。

まずは「1000万円」という目標から逆算して、

自分なら毎月いくら積み立てられるのか、何年間なら運用を続けられるのか
を考えてみてはいかがでしょうか。

10倍株を見つけるための方法とは?

しかし、もし、10年で10倍になるような株、いわゆるテンバガーを見つけることができれば、どうでしょうか?
ただ、さすがに、AIに「おすすめ株」を聞くだけでは、投資力は身につきませんし、10倍株も見つかりません。大きく伸びる企業には、共通する「成長の構造」があります。

DELL、APPLE、AMAZONといった100倍株企業と一緒にSCM改革プロジェクトを進めてきた筆者だからできた「10倍株発見のための5層フィルター」を無料レポートにまとめました。メルマガ読者に無料プレゼントしています。

①10倍株発見のための5層フィルター
②MonotaRO構造分析レポート
AIで企業を分析し、自分の根拠で投資判断をしたい方へ。 ↓無料で受け取る

10倍株発見のための5層フィルター+MonotaRO企業構造分析レポート【無料PDF2点セット】

※本記事のシミュレーションは一定の利回りで運用できたと仮定した試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。