あのSNSのLINEが発行しているLINE Payカードをご存知でしょうか?

クレジットカードではなく、プリペイド型のカードで事前にお金をチャージしておく必要はあるのですが、普通に買い物をしても還元率が2%にもなるという驚異のカードです。

同じようなプリペイド型のカードではnanacoやWAONがありますが、これらのカードでは加盟店で使った場合でもほとんどの場合、還元率が1%です。それが、LINE Payカードなら、3,000万店舗を超えるJCB加盟店で利用でき、なおかつ、還元率も2%になるのです。この記事ではLINE Payカードのお得な使い方を説明しています。

LINE Payカード

LINE Payとは?

タイトルではLINE Payカードと書きましたが、実は、LINEでの決済方法は物理的なカードだけでなく、スマホ上やオンライン決済でも利用できます。

ただ、スマホやオンライン決済の場合にはポイントが貯まりませんので、LINE Payカードの作成を強くオススメします。ただ、スマホ上で利用した場合、口座番号がなくてもLINEの友達同士で送金ができ、飲み会の割り勘などが簡単になるなどのメリットもありますので、カード以外の決済方法についても記入します。

LINE Payの決済方法

LINE Payカード

国内外のJCB加盟店で使えて、100円使うたびに2ポイント(1ポイント=1円)が貯まるチャージ式プリペイドカードです。
JCB加盟店で使えるので、ほぼ、クレジットカードと同じ使い方ができます。
ただ、“ほぼ”と書いたのは毎月の携帯電話の支払や一部の決済代行会社など使えない場合もあります。これは、デビットカードやその他のプリペイドカードでも同じです。また、JCB加盟店であっても一部のお店では利用できません。私が使った中ではガソリンスタンドENEOSではデビットカードは利用可能でしたが、LINE Payカードは利用できませんでした。

しかし、ゴールドカードであっても還元率は1%が標準です。普通に利用するだけで2ポイントが貯まるのは非常に魅力的です。ファミリーレストランや本を買う時でもLINE Payカードを使えば、知らないうちにどんどんポイントが貯まっていきます。

また、最近では、楽天やYahooショッピング、さらには、町の小さなスーパーや書店でもポイント制を導入しているところが増えています。こういったお店でLINE Payカードを利用すれば、100円につき2ポイントどころか3ポイント以上になるケースも多いのです。

銀行に預けていても金利どころか、引出手数料でお金が減っていく時代に2%以上のポイントがつくのは非常に有難いカードなのです。また、クレジットカードと異なり、プリペイド式カードなので、ブラックの人でも審査なしに持ててしまいます。

コード決済

LINE Payカード以外の決済方法ではポイントがつきませんが、カード以外の決済方法も記します。
LINE Pay加盟店での会計の際に、LINE Payで支払することを伝え、スマホでQRコードを提示して、レジで読み取ってもらうという方法です。
小銭を出す必要はないという点では便利で、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなどのコンビニでは使えるのですが、まだまだ加盟店が少ないのがネックです。

オンライン決済

オンラインのLINE Pay加盟店でのお支払いの際に、決済手段としてLINE Payを選択できます。ただ、こちらは、さらに加盟店が少なくなります。

LINE Payの利用方法

プリペイド型カードや還元率の高いカードというとコンビニで販売されているAmazonのギフトカードなどのようなものを想像しますが、現在、LINE Payカードは店頭販売されていません。

また、LINEのアカウントがなければ利用できません。ですから、普段、LINEを利用されていない方には全く馴染みのないカードだと思います。私も普段はそれほどLINEを利用しませんので、このカードの存在自体を知りませんでしたが、最も還元率が高くなりますので、今ではこのLINE Payカードをメインカードとして使い、LINE Payが使えない時だけ、他のカードを使っています。ここでは、LINE Payの登録方法を記入します。

LINE Payの登録方法

LINEをインストールしておられない方は、まず、LINEをインストールして頂く必要があります。その後、LINEアプリを立ち上げて、LINE Payからパスワードを登録するだけです。このパスワードはLINE本体のパスワードとは異なり、数字6ケタで構成されるパスワードとなります。

登録の後、チャージすれば、すぐにLINE Payが使えるようになります。ただし、コード決済やオンライン決済ではポイントが貯まりませんので、まずは、LINE Payカードを申し込みましょう。

LINE Payカードの申し込み方法

以下のページからQRコードを読み込むとLINE Payカードの申し込みページに移動します。数字6ケタの暗証番号を設定し、カードのデザインを選んで申し込むだけです。

申込はコチラ ⇒ LINE Payカード

住所等は最初にLINEに登録しているため、申し込みはあっという間に完了します。
ただ、申し込み自体はすぐに終了しますがカード自体は通常のクレジットカードと同様に郵送で送られてきますので、1週間程度かかります。

カードが届きましたら、カード裏面にあるセキュリティコードを登録して利用可能な状態になります。ただ、プリペイド型カードなので、事前にチャージし、それからでなければ利用できません。

クレジットカードでマイルを貯められている場合は別として、そうでなければ、還元率2%というのは最高の数字です。

これだけの還元率が得られるのは、年会費が15万円以上もするダイナースプレミアムカードだけです。この超低金利時代、100万円を銀行に預けても、金利が高いと言われる住信SBI銀行でさえ0.2%/年です。年にわずか2,000円しか金利がつきません。
それが、LINE Payカードでは、年間100万円の利用で2万円も返ってくるのですから、この超低金利時代には非常に有難いカードです。

LINE Payカードならマネーリテラシーも向上する!?

LINE Payカードなら無駄遣いが減る!?

クレジットカードのデメリットとして金遣いが荒くなるということが言われています。

現金支払いならば、財布からお金が減っていきますので、
「今月は使いすぎたかな?もう少し節約しよう」
という自制心が働きますが、クレジットカードの場合、今月、いくら使ったのかが分からないため、つい無駄使いが発生するというデメリットがあると言われています。

もちろん、この時代、ネットショッピングをする場合などクレジットカードがなければ支払ができない。あるいは、支払方法に代引きを選択すると代引き手数料が余分にかかるなどのデメリットがあります。

その点、LINE Payならば、ほとんどのお店で使えます。
また、チャージした金額以上には使えないので余分な出費も控えようという自制心が働きます。チャージが面倒だと思われるかもしれませんが、LINEに銀行口座を登録しておけば、10秒程度でチャージが終了し、即、使えます。

先日、車が故障し、JAFを呼び、急に1万円以上の出費が必要になりました。LINEの残高を見ると4,000円程度しかなかったのですが、10秒足らずでチャージが終了し、その場で支払が完了しました。

それでもチャージが面倒だということであれば、オートチャージが便利です。オートチャージとは銀行口座を登録しておき、LINEの残高が設定された最低残高を下回った場合、銀行口座から自動的にチャージされるという方法です。

LINE Payカードならば家計簿をつけるのも簡単

最近、私が特にオススメしているのが家計簿アプリの利用です。

クレジットカードに興味がある方は、自分の利用目的に合わせて、クレジットカードを選びます。例えば、ネットショッピングが多い方ならば、楽天カードやYahooカード。マイルを貯めて旅行するのが目的ならば、ANAカードなど。ただし、クレジット払いの場合は、現金払いと違って、目に見えて財布からお金が減っていくわけではないので、つい、無駄遣いをしてしまうと言われています。特に、ネットショッピングの場合は、欲しい商品があればワンクリックで買い物ができてしまいますので、どうしても浪費が多くなると言われています。

ちなみに、アマゾンの創始者ジェフ・ベゾスはこのワンクリックで買い物ができる仕組みに狂喜したと言われています。
クレジットカード会社が様々なキャンペーンを使って、場合によっては数万マイルもプレゼントして会員を獲得しているのには、こういった背景があります。

ただ、今の世の中、クレジットカードがなければ、購入できないサービスもあります。また、このLINE Payカードのように現金払いをするよりも得なケースも多々あります。そこで、クレジットカードの利便性を活かしながら、無駄な出費を避け、しかもマネーリテラシーを上げる方法としてオススメなのが、オンライン家計簿をつけるという方法です。

現在、私が使っているのは、オンライン家計簿サービスの「Zaim」ですが、これを使うようになってから、着実にお金の使い方が改善されてきています。

幸い、オンライン家計簿サービス「Zaim」と「LINE Pay」の連携が2017年9月14日からスタートしました。
「Zaim」と「LINE Pay」を連携すると、「LINE Pay」で行ったチャージや送金、決済などの利用履歴や残高が「Zaim」の家計簿に自動で取り込まれますので、より簡単に家計簿がつけられるようになります。

家計簿をつけようと思って、これまで何度も挫折してきましたが、Zaimを利用するようになってから続いています。利用履歴が自動で取り込まれたり、入力のリマインダーが自動で送られてくることで、面倒な入力が続けられるようになりました。

つまり、LINE Payカードをメインのカードとして利用し、さらに、オンライン家計簿ソフトと連動させることで、還元率2%をはるかに超えるメリットが得られる可能性があるのです。

セブンイレブンのnanacoでも1%のポイントはつくのですが、nanacoのようなプリペイド型カードでは、限られた提携店でしか使えません。しかも、nanacoのカード支払だと、コンビニでつい余計なものまで買ってしまいますし、購入履歴も残りません。
2%もの還元率がつき、しかも家計簿と連動できて家計の見直しまでできるのですから、LINE Payカードをメインカードとして利用しない理由がないように思われます。

LINE Payカードの入金限度額と1回あたりの利用限度額

さて、通常のプリペイドカードならば、入金限度額が5万円といったレベルに抑えられています。ですからイオンで高額商品をWAONカードで買おうと思っても上限があります。しかし、LINE Payカードならば、本人確認前で残高上限10万円、本人確認後で残高上限1,000万円となっています。まさか、プリペイドカードに1,000万円も登録する人もいないと思いますので、実用上は、ほぼ無制限と言ってもいいかもしれません。

また、1回あたりの利用限度額も本人確認前で10万円、本人確認後で100万円となっていますので、こちらも普通の人ならば、クレジットカードよりも使い勝手が悪いということはないでしょう。したがって、相当高額な買い物をする場合でも、LINE Payカードで大丈夫です。

LINEポイントの使い方

さて、LINE Payカードを使えば、100円で2ポイント(LINEポイント)が貯まりますが、このポイントはどのように使ったらいいでしょうか?

一部のクレジットカード会社では、提携先のサービスや自社が用意しているプレゼントなどにしか使えないといった制限があります。この場合、10,000ポイント貯まったが、これといった商品がなく実質的には7,000円程度の価値しか感じられなかったといったことがよくあります。

LINE PayカードもAmazonギフト券やnanacoに交換が可能なのですが、ただ、この場合、少々、交換レートが悪くなります。

  • LINEポイント:300ポイント→nanaco:270ポイント
  • LINEポイント:550ポイント→Amazonギフト券:500ポイント

それよりは、やはりLINEポイントをLINE Payの残高にチャージしてしまう方法が一番お得です。この場合なら、1ポイント=1円で、しかも、JCB加盟店で使えますから、ほぼ普通のお金と同様に使えます。もちろん、Amazonでも使えます。

LINE Payでの送金

LINE Payで便利なのが友だちへの送金です。通常、友達に送金する場合というのはあまりないと思いますが、飲み会などの割り勘に便利です。飲みに行って、最後に割り勘をするのはお釣りを出せない場合も多いですが、LINE Payなら送金ボタンをクリックして友だちを選択し、金額を入力するだけです。

ぜひ、LINE Payカードも利用してみましょう。