株式投資に興味はあるけれど、どこで、どうやって買えばいいのか分からないという方もおられると思います。

この記事では、初心者の方が、初めて株を買うために最低限必要な知識を説明しています。

株はどこで、どうやって買うの?

株を買うためには、まず、証券会社で口座を開設する必要があります。

証券会社と言えば、俳優の玉木宏さんが出演されている
「それ、NOMURAに聞いてみよう」のキャッチフレーズで有名な
野村證券をイメージされる方が多いと思います。

ただ、最近では、SBI証券や楽天証券、GMOクリック証券など実店舗を持たないインターネット専業の証券会社が数多くあります。

銀行口座を開設するのと同様に、これらの証券会社に口座開設の申し込みを行ってから、実際の株の売買を行うこととなります。

最低限必要な資金はいくら?

株式投資をするとなると、かなりの金額が必要になると思われるかもしれません。

確かに、1990年頃のバブル期には、多くの株が1,000円台をつけており、かつ、取引単位も1,000株単位でした。

ですから、株式投資を始めようと思えば、1,000円×1,000株で最低でも100万円のお金が必要でした。

しかし、最近では、100円~200円程度の株もあり、
かつ、売買単位も100株単位の株が多いので、
数万円もあれば、株式投資を始められます。

例えば、みずほ銀行の親会社であるみずほフィナンシャルグループの株は、2019年1月25日たったの179.1円です。

売買単位も100株からなので、179.1円×100株=17,910円

3万円もあれば、株式投資が始められます。

ネット証券を勧める理由とは?

さて、証券会社には大きく分けて野村證券のような対面型の証券会社とネット証券会社の二つがあります。

初心者にオススメなのは、なんと言ってもネット証券会社です。

手数料が安い

ネット証券会社の最大のメリットは手数料が安いことです。

例えば、私が利用しているGMOクリック証券では、約定金額(株式の売買金額のこと)にもよりますが、10万円以内ならば、95円しかかかりません。

これが、野村證券のような対面型の証券会社では、1件あたり2,000円前後の手数料がかかります。
電話で注文する場合は、当然、セールスマンやアシスタントの人件費もかかりますから、どうしても手数料が高くなってしまいます。
(最近では、野村證券のような大手証券会社でも手数料の安いネット取引も可能になっています)

その他の金融商品を勧誘されない。

対面型の証券会社では、他の業界のセールスマンと同様に各種ノルマがあります。

したがって、株式投資だけを行いたいと思っていても、投資信託などのその他の金融商品を勧誘されるケースがあります。ネット証券会社であれば、そんな心配もありません。

逆に、ネット専業証券会社のデメリットとしては、「対面型の証券会社のほうが、適切なアドバイスを受けられる」と思われるかもしれません。

しかし、窓口にいる証券会社のセールスマンやアシスタントに、過度の期待は禁物です。

彼らは、セールスのプロではあっても、株式投資のプロではありません。

もし、株式投資でも利益を上げられる才能があるのであれば、セールスマンではなく、ファンドマネージャーになったり、独立して個人投資家として活躍しているでしょう。

口座を開設するには?

ネット証券の場合は、原則として、インターネットで全て完結します。

住所・氏名等を入力し、個人情報カードをお持ちの場合は、カードの写真を撮って、アップロードすれば終了です。

特定口座とは?

ただ、口座開設の際、一点だけ注意があります。

それは、特定口座の開設です。

株の場合、利益が発生すれば、税金が発生します。

利益に対して20.315%( 内訳は所得税が15.315%、住民税が5%)です。

普段から確定申告をされている方は、自分で申告をすればOKです。

そうでなければ、口座開設時に特定口座を開設し、かつ、源泉徴収もありで、申し込みましょう。そうすれば、利益が発生した場合は、証券会社が代わりに納税してくれ、確定申告の必要もありません。

株を買う目的は?

さて、ひとくちに株を買うと言っても人によって、目的は様々です。

一般的には、以下の3つの目的があります。

値上がり益を狙って買う

これから投資を始めようという人の大半がこの目的でしょう。

ただし、株式投資で利益を出すためには、数千もある銘柄の中から銘柄を選択し、適切なタイミングで売買する必要があります。

高配当株を買う

最近では、銀行に一年定期をしても、金利はわずかに0.1%~0.2%です。

しかし、株のなかには年5%前後の配当金を出してくれるものもあるのです。

例えば、日産自動車は2017年度は年間で53円(6月:26.5円、12月:26.5円 合計53円)もの配当を出しています。

株価は、約1,000円前後で推移していましたので、購入する時期によっては、5%を超える場合もあったのです。

もちろん、業績が悪くなれば、配当も減りますし、株価も下がりますので、確定した利益ではありません。

しかし、それでも、定期預金のなんと50倍もの配当が期待できるのは、大きなメリットです。
相場が急落したときに、こういった高配当株を買うのも株式投資の目的のひとつです。

株主優待を狙って買う

あるいは、株主優待チケット等を狙って、株を買う人もいます。

例えば、三越伊勢丹の場合、100株以上の株主に対して、年1回、株主優待カードが送られます。

買い物の際、この優待カードを提示すれば、10%の割引が受けられます。

100株の場合、優待限度額は年間30,000円という制限はあるものの、頻繁に三越伊勢丹で買い物をされる方であれば、非常に大きなメリットがあります。

2019年1月25日現在、三越伊勢丹の株は、1,154円です。
購入単位は100株ですので、115,400円で株が買えて、年1回、この優待カードが貰えます。

もし、食料品等を含めて、三越伊勢丹で年間300,000円以上買い物をする方であれば、30,000円丸々得をすることになります。

しかも、これは、1回限りではありません。
株を保有している限り、ずーっと、この優待カードが貰えます。

すると、なんと4年間三越伊勢丹の株を持っていれば、割引額30,000円×4年間=120,000円となり、割引額だけで、株の購入価格を超えてしまうこととなります。

株式投資というと値上がりを狙わなければいけないと思われるかもしれませんが、配当や株主優待狙いという方法もあるのです。

どうやって株を選べばいいの?

さて、それでは、本命の値上がり益重視の場合、どうやって株を選べばいいのでしょうか?

これも大きく分けると二つの方法があります。

成長株を狙う

ひとつは成長株を買うという方法です。

株価は長期的には業績を反映します。
したがって、売上も利益も毎年30%も成長している会社があれば、そういった会社の株を買って、数年間保有していれば、それだけで株価が何倍にもなる可能性があるのです。

例えば、下の図のような会社の株です。

これは、ある会社の株価チャートなのですが、2014年5月に600円だった株価は、2018年8月には3,200円まで上昇しました。

なんと、約4年間で5倍以上の値上がりです。

逆に、下の図のような株を買ってはいけません。
これは、ある会社の株価チャートなのですが、2018年12月に3,200円だった株価は、2019年1月には2,400円以下まで下落してしまいました。たったの一か月で25%も下落しています。初めて買った株がたったの一ケ月で25%も下がってしまっては泣くに泣けません。

タイミングを狙う

実は、前述した株価チャートは、どちらも同じ会社の株なのです。

最近、TVでCMもやっているMonotaroというネット通販の会社です。

最初の株価チャートは、2014年5月~2018年8月までの週足チャート。
二つ目の株価チャートは、2018年12月~2019年1月までの約1カ月半の日足チャートです。

同じ会社の株でも期間によって、どのように動くか、チャートがどう見えるかを比較するため、あえて、会社の名前を伏せて図を載せました。

さて、Monotaroの株価はわずか1カ月半で25%も下落しているのですが、決して、業績が急速に悪化したわけではありません。

むしろ、翌年も業績の伸びは見込まれています。

ただ、それまで順調すぎるほど株価が上がってきていたため、日経平均の急落に伴って、Monotaroの株価もそれまでの反動で大きく下げてしまったのです。

したがって、利益を出すためには、単純に成長株を買うだけでは十分でありません。成長が安定している会社の株を上がり始めたタイミングで買うことが重要なのです。

そのためには、会社四季報や日経新聞を読んで、会社の業績をチェックするとともに、チャートを見ることも重要です。

初心者にとって、お勧めの株は?

成長株投資の場合

数年間の長期投資をするのであれば、前述のMonotaroのように、毎年20%~30%も成長している株がオススメです。

ただし、この場合でも買うタイミングを見極めることは重要です。
日経平均が急落したようなタイミングを狙うことが大切です。

成長株の場合は、数年単位で見れば上昇する可能性が高くても、1カ月間で20%程度急落するケースも多いのです。

また、過去5年間急成長していたとしても、成長に急ブレーキがかかるケースもあります。

例えば、2018年最も話題になった会社にZOZOがあります。タレントの剛力彩芽氏との交際が話題になった前澤社長率いる会社です。

こちらが、2018年後半から2019年初頭にかけてのZOZOのチャートです。

こちらの株も過去2014年には900円程度だったものが、5年間で4,700円と5倍以上になったのですが、その後、半年程度で2,100円前後と半額以下になってしまっています。

Monotaroと違って、こちらは、オンワード樫山やミキハウスなどの大手ブランドがZOZOTOWNからの撤退を決めていますので、少々、先行き不安です。

当たり前のことですが、成長株と言っても、いつまで成長を続けるかを見極めるのは困難です。

スイングトレード(うねり取り)の場合

多くの株は一年間の中でも上がったり、下がったりを繰り返します。

こういった株価の動きを捕らえて、安いところで買い、高いところで売るという売買スタイルをスイングトレードと言います。

この方法を日本では、昔からうねり取りと言い、昔の相場師と言われる人たちは、この方法を採用することが多かったとのことです。

このスイングトレードの場合には、急騰、急落するような株は適しません。

トヨタ自動車や大手ゼネコン(大林組、鹿島建設、大成建設、清水建設)のような業績の安定している株がオススメです。

初心者にとって、一番、大切なことは何?

初心者にとって、一番、大切なことは投資に上達することです。

そのためには、資金を大きく減らさないで、練習売買を繰り返し、年間を通して見れば、少しでもいいから資金を増やすことです。

そのためには、一攫千金を狙わず、少ない資金でスイングトレードを繰り返すことをお勧めします。

実際に株を買うためには、何をすればいいの?

株を購入する資金を入金する

まず、株を購入するためには、口座を開いた後、お金を入金する必要があります。

多くのネット証券では、ネット銀行と提携して、即時入金サービスを実施しています。

この場合、入金も出金も手数料無料ですので、大手ネット銀行の口座をお持ちでない方は、口座を開設されることをお勧めします。

楽天銀行やジャパンネット銀行であれば、Tポイントや楽天ポイントも貯まりますので、お得感があります。

また、長く売買を続けるつもりなら、株式売買用に別口座を作っておけば、資金の増減がより分かりやすくなります。

株の注文ルールは?

始めて株を買う方にとっては、よく分からない専門用語が多くあると思います。

以下の画面は、GMOクリック証券の発注画面ですが、これを元にして、発注方法を説明します。

証券会社によって、もちろん画面構成は異なりますが、以下のポイントを押さえておけば、大丈夫です。

1.取引タブ

現物買・現物売などのタブがあります。

買い注文を出すときは、現物買のタブを選択します。保有している株を売却するときは、現物売です。信用取引は、現物株の売買に慣れてから行いましょう。

2.銘柄/市場

自分の購入する銘柄を選択します。検索ボタンをクリックすれば、検索窓が開きますので、会社名を入力すれば、該当する会社が表示されます。

なお、初心者のうちは、東証一部に上場している会社の株に限定して売買されることをお勧めします。その他の市場は、非常に値動きが大きいからです。

3.口座

特定口座を申請した方は、特定と表示されているはずです。

4.注文タイプ

最初に購入する場合は、通常を選択します。

逆指値は特殊な使い方となりますので、後ほど説明します。

5.取引数量

ほとんどの株の売買単位は100株です。

資金のある方でも、まずは、最低の100株から練習しましょう。

6.逆指値条件

後述します。

7.指値/成行

注文方法は指値と成行の2種類あります。

指値は、例えば、950円になれば買うといった具合に値段を指定しておく方法です。

成行は、その時点での買える価格で注文を出すという方法です。

例えば、現在、価格が1,000円だとします。

東証一部上場の会社の株であれば、大量に取引されていますので、成行注文を出せば、すぐに1,000円前後で注文が成立します(株価は、常に、変動していますので多少の上下はあります)。

一方、950円で指値注文を出した場合は、株価が下がってくれば、注文が成立しますが、株価が上昇してしまった場合は、売買が成立しません。

8.執行区分

寄付、引けなどの区分が表示されています。

株の場合、取引時間は朝の9時から11時30分まで。午後は12時30分から15時までです。

成行+寄付で注文を出した場合、朝、一番、最初に決まった価格で売買が成立します。

また、成行+引けで注文を出した場合、その日の取引終了時の価格で売買が成立します。

初心者の場合は、成行+寄付で注文を出しましょう。

これなら、日中に仕事をしている人でも安心して発注ができます。

9.有効期限

指値注文の場合、その日に注文が成立しなければ、その注文を週末まで有効にするといったことができます。

10.取引暗証番号

口座開設時に暗証番号が渡されますので、その暗証番号を入力します。

11.確認画面へ

このボタンを押せば、注文の最終確認画面が表示されます。

特に、初心者のうちは、入力ミスなども多くなりますので、入力内容に間違いがないかよく確認しましょう。

注文できる時間

買い注文自体は、ほぼ24時間入れられます。

ただ、各社とも毎日サーバーのメンテナンス時間を設けていますので、早朝には、取引できない時間帯もあります。

特に、初心者のうちは、取引開始前に寄付+成行で注文を入れましょう。

こうすれば、確実に株が購入できます。

取引が開始された後では、どうしても感情に支配されてしまいます。

  • 買おうと思っていたのに、寄付き直後に下げてしまったから、まだまだ下がりそうで買えなかった。
  • 寄付き直後に上がり始めたので、慌てて買い注文を入れたら、そこが高値になってしまった。

取引中に値段を見ると、そんな失敗をよく起こしてしまいます。

初心者のうちは、取引が始まる前に、注文を入れましょう。

注文の成立の確認

東証一部上場企業の株を寄付+成行で注文すれば、ほとんどの場合、売買が成立しているはずですが、念のため、9時以降にログインして、購入価格を確認しましょう。

逆指値注文とは何?

さて、発注形態には、通常注文以外に逆指値注文という特殊な注文方法があります。

損失を限定するには、非常に有効な方法なので、必ず、逆指値注文も利用しましょう。

逆指値注文の使い方

Aという株を1,000円で買ったとします。

もちろん、買ったのですから、これからドンドン上がって欲しいのですが、思惑とは反対にドンドン下がる可能性もあります。

こういったリスクを回避するため、あらかじめ、損失の幅を限定しておく方法が逆指値注文です。

例えば、5%以上下がったら、そこで、あきらめて売り注文を出すように設定できるのです。

1,000円の5%ですから、50円下がれば、売り注文を出す設定をしておきます。

GMOクリック証券の場合ならば、以下のような設定です。

例えば、トヨタ自動車を6,700円で100株購入したのですが、6,400円以下になれば、自動で損切注文を出したいときは、上記のように入力します。

  1. 注文タイプ:逆指値
  2. 取引数量:100株
  3. 逆指値条件:6,400円以下
  4. 指値/成行:成行執行区分なし
  5. 有効期限:1か月先といった日付を指定。

こうしておけば、株価が6,400円以下になった時に、自動で決済されます。

もちろん、誰も損をしたくないわけですが、こうして逆指値注文を入れておけば、前述のZOZOのように、気がついたら、株価が半値になっていたという事態が避けられます。

逆指値を入れるときに、特に、注意すべき点

注意したいのは、逆指値条件の「以上」と「以下」を間違えてしまうことです。

株価が6,700円の時に、間違って、6,400円以上と入力してしまうと、いきなり売り注文が出され、決済されてしまいます。

株式で長期的に損をするほとんどの原因が損切ができないことだと言われています。

注文が成立すれば、すぐに、逆指値注文を入れるようにしましょう。
日中取引のできないサラリーマンであっても、昼休みを利用すれば、逆指値注文を入れられるはずです。

こうして、損失を限定しながら、売買を繰り返せば、少しずつ投資に上達していきます。

資金が数万円もあれば、株式投資は始められます。
若い頃から、正しいやり方で投資を続ければ、将来、大きな資産を築くことも夢ではありません。

できるだけ早いうちに、スタートさせましょう。

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