SBI証券のアプリが必要かどうかは、投資スタイルや利用場面によって変わります。PCで必要な取引や資産確認ができていれば、アプリを追加する必要はありません。スマートフォンを使いたい場合は、投資信託の積立、国内株、米国株、資産確認の目的から選べます。
ただ、初めて利用するときは、NISA用のものを探せばよいのか、本人認証用のものも必要なのか、判断に迷うこともあるでしょう。購入する商品と、アプリが担当する操作を分けると整理できます。
私自身、SBI証券で新NISAを活用し、成長株への長期投資を行っています。この記事では公式情報をもとに、目的別の選び方から、利用を始めるときの確認事項まで整理します。自分が行いたい操作に当てはめて読んでみてください。
※掲載情報は2026年10月19日に確認しています。機能や画面は更新されるため、操作時は最新の公式案内もご確認ください。
必要なアプリは投資の目的から選ぶ
Contents
すべてを一度に入れる必要はありません。自分が取引する商品と、確認したい情報に合わせて選べます。

| やりたいこと | 選ぶ候補 | 役割・注意点 |
|---|---|---|
| 投資信託の積立設定・変更 | 投信つみたてアプリ | 投資信託の積立や保有状況の確認 |
| 国内株・S株の取引 | SBI証券 株アプリ | 国内株の検索・分析・注文 |
| 米国株の取引 | SBI証券 米国株アプリ | 米国株の検索・注文・管理 |
| 資産全体・配当・実現損益の確認 | SBI証券Plus | 資産管理や投資情報の確認 |
| FIDOによる本人認証 | SBI証券 スマートアプリ | 認証専用。パスキー認証を使う場合は不要 |
※↔スワイプして表を見る
積立・国内株・米国株の使い分け
購入する商品によって、取引用のアプリが分かれています。投資信託の積立と日本企業の株式購入では、必要な操作が異なるためです。
例えば、投資信託を毎月積み立てたいなら、投信つみたてアプリから積立設定や保有状況を確認できます。日本企業の株を探して注文するなら株アプリ、米国企業の株を取引するなら米国株アプリを選びます。
株アプリで米国の株価指数などを確認できても、米国株を注文できるとは限りません。公式FAQでは、株アプリは国内株式とS株に対応し、外国株式には対応していないと案内されています。
資産確認と本人認証の役割は違う
SBI証券Plusは資産を確認するためのもの、スマートアプリはFIDO認証を行うためのものです。名前が似ていても、用途が異なります。
Plusでは、保有資産の割合や残高、配当、実現損益などを確認できます。一方、スマートアプリはログイン時の本人確認に使うもので、取引や資産管理の代わりにはなりません。
取引・資産確認・本人認証を分けて考える
「商品を買う」「持っている資産を見る」「本人確認をする」のどの操作が必要かを決めると、選ぶものが明確になります。
NISAでは何を買うかを先に決める
NISAを利用する場合も、投資信託か国内株か米国株かによって、取引に使うものを選びます。NISAは税制上の制度であり、購入する商品を一つに限定するものではありません。
投資信託を積み立てる場合
投資信託の積立を設定したいなら、投信つみたてアプリが候補になります。積立設定に加えて、保有ファンドや評価損益の確認、設定変更などに利用できます。
旧名称は「かんたん積立アプリ」です。SBI証券は、2026年2月28日から「投信つみたてアプリ」へ名称を変更すると発表しています。古い名称の説明を見たときは、この対応関係を押さえておくと迷わずに済みます。
私も、投資信託の積立条件を見直す際、日付と金額をどこで変更するのか迷ったことがあります。利用する画面で「新規の登録」と「登録済みの内容の変更」の入口を確認しておくと、必要な操作を探しやすくなります。
積立を登録したあとも、設定内容と実際の買付結果は分けて確認しましょう。設定が保存されたことだけで、購入まで完了したとは判断できません。
国内株・S株や米国株を買う場合
国内株やS株の購入には株アプリ、米国株の購入には米国株アプリを使います。成長投資枠を利用する場合は、注文時にNISAの預り区分と対象商品を確認します。
S株は、単元に満たない株数で取引する仕組みです。株アプリはS株に対応しているため、国内株を少額から購入したい場合にも候補になります。ただし、通常の単元株取引と注文条件が同じとは限らないため、注文画面の条件を確認してください。
投資信託を成長投資枠で一括購入したい場合は、投資信託のWEB取引画面を使う方法もあります。積立設定と一括購入を区別し、購入したい方法に合う画面へ進みましょう。
購入前に確かめる項目
商品名、購入金額または株数、NISAなどの預り区分、注文条件を確認します。使うアプリが合っていても、注文内容の確認は別に必要です。
アプリを入れたら最初に確認すること
公式の配信元からダウンロードし、ログインできる状態を整えてから、必要な設定画面や照会画面を確認します。初回からすべての機能を覚える必要はありません。
公式サイトからダウンロードする
SBI証券の公式サイトから、目的のアプリの案内に進みましょう。iPhoneではApp Store、AndroidではGoogle Playの配信ページを開き、提供元が株式会社SBI証券であることを確認します。
名称やアイコンだけで判断せず、公式サイトのリンクと提供元を照合してください。対応するOSや端末の条件も、ダウンロード前に確認できます。
注文前に設定と照会先を確認する
最初に確認したいのは、購入・設定の画面と、その結果を確認する画面です。操作の入口だけ覚えるより、完了後にどこを見ればよいかまで押さえておくと安心して進められます。
- 現在の認証方法でログインできることを確かめる。
- 購入したい商品や積立設定の画面を開く。
- 買付余力と、利用する預り区分を確認する。
- 注文状況・取引履歴・保有状況の確認場所を探す。
ここまでは、注文を発注せずに確認できる範囲から始められます。実際に発注するときは、確認画面に表示された金額や条件を読んでから進めてください。
ログインできないときの確認順序
ログインできないときは、利用中の認証方法と、画面に表示されたメッセージを確認します。認証が進まない場合と、認証後に元の画面へ戻る場合では、確認する場所が異なります。

パスキーとFIDO認証を混同しない
パスキー認証を使う場合、FIDO認証用のスマートアプリは必要ありません。どちらも本人確認に関わりますが、別の認証方式です。
パスキーを使うには、端末側の準備とSBI証券での登録が必要です。指紋や顔認証、端末のロック設定、パスキーの保存先などを公式案内に沿って確認します。
Plusで認証後にログイン画面が繰り返し表示される場合は、端末の既定ブラウザも確認対象です。公式ページでは、推奨ブラウザをiOSは最新のSafari、Androidは最新のGoogle Chromeと案内しています。症状が続く場合は、表示されたエラーと公式の案内を照合してください。
機種変更では認証情報の引き継ぎを確認
機種変更時の対応は、変更前後のOSとパスキーの同期状況によって異なります。アプリを入れ直しただけで、認証情報まで必ず引き継がれるとは考えないでください。
公式案内では、同じOS間の変更で同期機能が有効なら、パスキーは原則として再設定不要とされています。一方、iPhoneとAndroidの間など、異なるOSへの変更では改めて登録する必要があります。
端末を手放す前に、新しい端末でログインできることまで確かめておきましょう。FIDO認証を利用している場合は、パスキーとは手続きが異なるため、その認証方式に対応する案内を確認します。
資産管理アプリで長期投資を振り返る
SBI証券Plusでは、保有資産の割合や残高、配当、実現損益などを確認できます。個別銘柄の注文だけでなく、資産全体の状況を見たいときに利用できます。
評価損益・実現損益・配当を分ける
保有中の値上がり・値下がりを示す評価損益と、売却などで確定した実現損益、受け取った配当は、それぞれ別の数字です。表示された利益だけで判断せず、何を集計した数字なのかを確認しましょう。
例えば、ある銘柄に含み益があっても、資産全体がその銘柄に偏っている可能性があります。長期保有を考えるときは、銘柄ごとの損益に加えて、保有割合も確認すると判断材料が増えます。
Plusには投資信託の積立設定一覧や、NISA・iDeCoなどのサービス利用状況を確認する機能も追加されています。ただし、表示する期間や対象商品によって数字の意味が変わるため、画面内の注記も確認してください。
取引はPC、確認はスマホでもよい
普段PCで取引している人は、注文はPCで行い、外出先での確認にスマートフォンを使う組み合わせも選べます。すべての操作をスマートフォンへ移す必要はありません。
私の場合は長期投資が中心で、取引や確認はほとんどPCだけで済ませています。日常的にアプリを使う必要は、あまり感じていません。
一方、外出先で保有状況を確認したい人や、スマートフォンを中心に取引したい人には、アプリが選択肢になります。自分がどこで、何を確認・操作したいかによって、必要性は変わると考えます。
長期投資では、保有する理由や積立の方針を確認する時間も必要です。売買の操作性だけでなく、自分が確認したい企業情報や保有状況にたどり着けるかも、使い分けの判断材料になります。
よくある質問
アプリは全部入れる必要がありますか?
いいえ、すべて入れる必要はありません。PCで必要な取引や確認ができていれば、追加しなくても構いません。スマートフォンを使いたい場合も、自分の取引や確認に必要なものから選べます。
株アプリのダウンロードは無料ですか?
はい、株アプリは無料でダウンロードできます。ただし、アプリの利用と金融商品の取引にかかる費用は別です。取引する商品の手数料や適用条件は、注文前に確認してください。
かんたん積立アプリはなくなったのですか?
名称が「投信つみたてアプリ」に変更されました。旧名称の説明を見かけた場合は、現在の名称と操作画面を照合してください。
投信つみたてアプリから一括購入できますか?
保有ファンドの「買付」ボタンからWEBサイトへ移動して、スポット買付する導線があります。一括購入の操作がすべてアプリ内で完結するわけではありません。新しく購入するファンドは、投資信託のWEB取引画面から探す方法もあります。
NISAが画面に出てこないときはどうすればよいですか?
NISA口座の開設状況と、開いている画面が対応する商品・取引を確認してください。NISAの口座を開いていても、購入する商品や操作によって表示内容は異なります。Plusの「メニュー>サービス利用状況」では、NISA口座の開設状況を確認できます。