さて、もうひとつの方法は、医者になる方法と比べると、圧倒的に簡単です。

Step1   毎月6万円を貯金

毎月6万円となると少々ハードルが高いかもしれませんが、私が手取り22万円のフリーター時代に、毎月6万円貯蓄していましたので、不可能な数字ではないでしょう。

Step2   年利15~30%の売買システムを構築

年利30%となると、かなりハードルは高いでしょうが、これも後述するように不可能な数値ではありません。実際、私が7年前から追跡している銘柄をある条件に基づいて売買すれば、年利30%以上の利率となっています。いや、そこまで、高い年利でなくとも、年利15%でも時間をかければ年収3,000万円は到達可能レベルです。

Step3 そのシステムを約20~30年運用

資金ゼロからスタートしたとしましょう。

まず、初年度は、貯蓄に励み、毎月6万円×12か月=72万円を投資資金として貯蓄します。そして、翌年度から投資を開始したとしましょう。

最初の資金72万円を年利30%で運用すれば、粗利益は21.6万円となります。ただし、税金(20.315%)と売買手数料がかかりますから、粗利益の30%を差し引いたものを純利益と考えます。

 こうすれば、2年目の年末には、以下のように資産が増えます。

1年目に貯めた投資資金:      72万円
投資による利益:          21.6万円
税金と売買手数料(利益の30%): -6.5万円
2年目に貯めた投資資金:      72万円
合計:                  159.1万円

2年目も年利30%を獲得できれば、投資による粗利益は一気に159.1万円×30%=47.7万円へと大きく上がります。

これを継続すれば、19年後には資産は1億円を超え、年収も3,000万円を突破します。税金も20.135%固定なので、年収3,000万円を超えても住民税+所得税で600万円。

なんと、開業医の半分で済みます。

上の試算では、計算上、2年目から投資をすることにしましたが、最近では、LINE証券やSBIネオモバイル証券など、一株から投資を始められる証券会社もあります。したがって、ある程度ノウハウさえマスターすれば、投資資金数千円からでも株式投資をスタートできます。

年率30%は難しい。確かに。

じゃあ、年率15%で計算してみましょう。

もう少し年数は必要ですが、それでも28年後には年収3,000万円を突破するのです。開業医になるよりも短い年数でOKです。

その2のメリット 誰でも実践可能

  • 3,000万円前後の年収が期待できる
  • 誰でも実践可能
  • 税金も半分でOK。
  • いつでも好きな時に休暇が取れる

その2のデメリット リスク0ではない

  • 当然、資金を減らすリスクもある

 もちろん、投資ですからリスク0ということはありません。リスク0といえば、金融商品取引法違反で逮捕されてしまいます。それに、医者になるにもリスクがあります。塾代や学費に数千万円かけても医者になれない人も山ほどいるでしょう。

しかし、システムトレードならば、誰でも実践可能であり、時間さえかければ、誰でも巨万の富を築く可能性があります。

残る疑問は、本当に、年利15%~30%といった証券会社のプロをはるかに上回る運用利回りが出せるのかどうかということです。

 しかし、これもトレンドフォロー型売買をベースに急落時・急騰時のカウンタートレードを組み合わせれば、十分可能な数値です。