一般的に日経平均先物取引、通称、日経225先物取引は投資初心者には危険だとされています。しかし、ルールを守りさえすれば、むしろ株式投資よりも安全な投資対象となります。

本来、投資にリスクゼロという言葉を使ってはいけないのですが、この記事では、ほぼノーリスクで始められる日経225の始め方・稼ぎ方をお伝えします。

CFD

ほぼノーリスクで投資を始めるための方法

投資に安全はありません。

たとえ、世界一の投資家ウォーレン・バフェットでさえ損をする時はあります。安全をうたっている情報商材があれば、それは詐欺商材です。

しかし、最初の投資資金10万円を無料でもらうことができ、最大損失10万円の範囲内で投資をすることができれば、どうでしょうか?

これなら、ほぼノーリスクと言っても差し支えないだろうと思います。
じゃあ、誰から10万円を貰うのかということですが、最近であれば、多くのインターネット回線業者やスマホ業者がキャッシュバックキャンペーンを行っています。

2020年2月現在では、auひかりが最大115,000円のキャッシュバックキャンペーンを行っています。

もちろん、多少の労力は必要としますし、乗り換えに伴い、工事費などの費用も発生しますが、こういったキャンペーンを上手に利用すれば、誰でもほとんどリスクなしに最初の投資資金10万円を獲得できるでしょう。詳細は、この記事では割愛しますが、詳しくは以下の記事をご覧ください。

投資対象は何にすべきか?

10万円という投資資金が用意できたという前提でオススメするのはCFDを使った日経平均株価(日経225)の指数取引です。

CFDはご存じない方も多いと思いますが、日経平均株価だけでなく、アメリカやドイツの株価指数や原油や金なども少額から投資できる仕組みです。

DMM CFD

CFDを使った日経225投資のメリット

値動きが安定している

初心者のための株式投資の本を読むと「自分がよく知っている会社の株を買え」と書かれています。

しかし、よく知っている会社の株、たとえば、SONYなんかは誰からも注目されている株であり、ちょっとしたニュースで株価が大きく動いてしまうのです。決算発表の前後1日で10%近く価格が変動することもあります。

しかし、さすがに、日経平均株価は大地震の場合などを除いて1日で10%も価格が動くといったケースはありません。

会社の不祥事や倒産の心配がない

2018年に日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン氏が逮捕された事件は、世界中に衝撃を走らせました。

日産自動車は、それまでの数年間は毎年5%近い配当を出す超優良企業だったのです。配当目当ての多くの長期投資家も日産自動車を保有していました。

しかし、それが、この事件が起きてから、わずか1年間で株価は1,000円から500円まで半値になってしまいました。

誰が、こんな不祥事を想像できたでしょう。

この点、日経平均株価なら、不祥事や倒産により、日経平均がわずか半年で半値になるような事態は想定できません。

分析を1銘柄だけに集中できる

株の場合と違って、1銘柄だけに集中できます。
このため、特に、チャートや値動きで価格の動向を判断するテクニカル分析に有効です。

あるいは、ファンダメンタル分析に自信があるなら、中期的なトレンドを狙って売買するのもひとつの方法です。

例えば、2020年2月23日現在は連日コロナウイルスの話題でもちきりです。
もし、その見通しが正しければ、経済に与える影響はさらに大きくなるはずです。

ところが、2月23日現在では、まだ、日経平均は23,000円台を維持しています。ここから大きく崩れると考えるならば、何らかの基準を設定し、下落トレンドが始まったと思える時に、日経225を売っていきます。

あるいは、逆に、当初、心配されたほど致死率も高くなく、比較的早い時期にコロナウイルス騒ぎは収まるだろうと考えれば、次に、上昇トレンドに移ったタイミングで日経225を買っていきます。

現物株の場合は、上場している株全てを合わせれば、約4,000社にもなり、初心者にとってはどの株を売買するのか検討するだけでも大変です。

それが日経225に絞れば、日経225の値動きだけを考えればいいのです。

売りからも買いからも入れる。

株の場合は、ほとんどの人が買いから入ると思われます。また、売りから入ろうと思えば、信用取引口座の開設が必要です。

したがって、日経平均自体が上昇トレンドの時はいいのですが、相場全体が下落トレンドに入れば、ほとんどの人が自分の持ち株を塩漬けにしてしまいます。

少ない金額で始められる

10万円あれば、CFDを使った日経225の売買が安全に始められます。
そして、10万円ならば、冒頭でも述べたように、キャッシュバックキャンペーンや節約を心がければ、誰でも貯蓄できる金額です。

CFDを使った日経225投資で10万円の資金を準備すべき理由とは?

それでは、なぜ、10万円なのでしょうか?

1回当たりの損失を2%以内に抑えるため。

取引を開始するだけならば、実は、CFDを使った日経225投資では10万円も要りません。

日経225の価格が20,000円だとすれば、多少、余裕を見て、30,000円もあれば取引がスタートできます。

しかし、筆者はあえて10万円貯めるまで投資をスタートしないことを推薦します。

なぜなら、アメリカの多くの伝説的な投資家が取引1回当たりの損失を2%以内に収めることを強く推薦しているからです。

資金が10万円ならば、
100,000円×2%=2,000円
が1回当たりの損失のMAX額です。

市場から撤退することを防ぐため。

2,000円/回ならば、たとえ10連敗したとしても損失額は20,000円に収まります。資金10万円に対して、2万円の損失。
この程度の損失であれば、ほとんどの人が我慢して投資を続けられるでしょう。

また、勝率50%で計算すれば、10連敗する確率は0.1%です。
それでも、1,000回に1回。毎日トレードをすれば、4,5年に1回は遭遇する計算になります。

投資で最も大切なことは市場から撤退せずに長くトレードを続けることです。

長く続けることができれば、トレードも次第に上達できる可能性が大きくなり、資産を大きく増やせる可能性も大きくなります。

損失を資産の2%に抑える方法

どうして、損失を限定できるのか疑問に思われる方もいるでしょう。
それは、注文を入れた直後に逆指値注文という決済注文を入れることで損失を限定できるようになります。

逆指値注文とは?

逆指値注文は損失額を限定、つまり、損をストップできるため、別名ストップ注文とも呼ばれます。

逆指値注文とは、自分の思惑とは反対に動いた場合は、即、決済されるような決済注文の方法です。

例えば、日経225は、これからドンドン下がると思って、20,000円で1枚売ったとします。

しかし、思惑とは逆にドンドン上昇しました。
この場合、あらかじめ20,200円に逆指値の買い注文を入れておきます。
こうすれば、価格が20,200円になった時に、自動的に決済されます。

それでは、思惑通りに価格が19,700円と下がっていったら、どうなるのでしょうか?

この場合は、自動的には決済されません。
最初に出した逆指値の買い注文を取り消し、その後で、再度、新規の買い注文を入れます。

こうすることで相場が自分の思惑と反対に動いた場合でも、損失が200円幅に限定されます。

逆指値注文の幅は何円幅がいいのか?

トレードのスタイルによっても変わってきますが、毎日1回トレードするいわゆるデイトレの場合、200円を推薦します。

筆者は過去5年間のデータを使って検証しましたが、200円~250円のストップ幅が一番効率が良かったです。

ストップにかかれば、いくらの損失が発生。

CFDの評価金額は、1枚につき、日経225の値動きの10倍になります。

したがって、200円のストップにかかれば、
200円×10倍=2,000円の損失になります。

10万円の資金に対して、2,000円の損失であれば、ほとんどの人が耐えられるストレスではないでしょうか?

そして、損失/回は、資金の2%以内に収まります。

CFDを使った日経225投資のデメリット

ここまでCFDを使った日経225投資のメリットばかりを話してきました。
しかし、もちろんデメリットもあります。

取引コストが高い

それは、通常の日経平均先物取引に比べて取引コストが高いのです。

日経225ミニの場合の手数料は37円/枚です。
しかも、評価金額は日経225の100倍ですから、
たった37円のコストで20,000円×100倍=2,000,000円もの取引ができることとなります。

一方、CFDを使った日経225の取引ではスプレッドと呼ばれるコストが発生するのですが、こちらは固定ではなく変動制です。安い時で20円/枚。高ければ90円/枚です。
しかも、評価金額は日経225の10倍ですから、取引コストだけで見れば、日経225ミニの10倍にもなります。

ただ、それでも往復(買いと売り)で合計100円程度ですから、現物株式の売買と比べて、特に、高いというわけではありません。

むしろ、日経225ミニの取引手数料が他の投資と比べて、ダントツで安いのです。

資金が十分にあれば、日経225ミニから投資を始めるべき?

日経225ミニで安全を考慮した投資を始める場合には、投資資金を100万円必要としますから初心者にはハードルが高すぎます。

しかし、投資は初心者でも十分な資金を持っている方もおられるでしょう。
こういった人は、日経225から投資をスタートさせるべきなのでしょうか?

筆者は、資金が十分にある方でも、まずは、CFDを使った売買からスタートすることをオススメします。

ストレスがかからず、規律を保った売買を行いやすい。

投資で、一貫して安定した利益を出すために最も大切なことが自分に適した売買ルールを構築し、そのルールを守った売買をすることと言われています。

しかし、負けが数回続くと、もう自分の売買ルールを無視して、その場その場の場当たり的な判断で売買したくなります。

つまり、投資ではなくギャンブルに走りたくなってしまうのです。

これまでにパチンコや競馬などのギャンブルをしたことがある人ならば、この感覚はよく分かると思います。

1回の損失が2,000円までなら、誰でも規律を保った売買を継続できるでしょう。

CFDで勝てるようになれば、日経225ミニでは、もっと大きな利益が期待できる。

安定してCFDで利益が出せるようになれば、取引コストの安い日経225ミニでは、もっと大きな利益が期待できるようになります。

十分な準備と資金を準備してから日経225ミニに移行しましょう。

初心者でも日経225で利益を出せるための準備事項とは?

残念ながら、長期的に継続して利益が出せる個人投資家は全体の5%程度と言われています。ここでは、よくある失敗パターンとどうすれば、成功への道を歩めるのかを検討していきます。

投資で失敗するパターン

ほとんどの人が投資で失敗するパターンは以下のようなものです。

  • 資金を口座に入れる
  • 自分の売買ルールも確立していないにも関わらず、すぐに、投資をスタートさせる。
  • ビギナーズラックで最初は勝っても、すぐに、負けが込んでくる。
  • さらに、投資が場当たり的になる。
  • どんどん負けが込み、資金がさらに減る。
  • 投資を続けるのが嫌になる。
  • 市場から撤退する。

筆者も何回もこのパターンを繰り返しました。
そこで、このブログで推薦する成功パターンは以下の通りです。

初心者でも日経225投資で成功するパターン

月数投資資金確保売買ルール構築
1か月目キャッシュバックキャンペーン 申込みを利用して10万円の獲得準備CFD口座開設
2か月目家計簿の記帳により節約を実施し、毎月1万円預金投資の学習
3か月~9か月目同上 売買ルール構築
10か月目投資資金10万円~20万円確保投資スタート

上の表のように、まず、10カ月ほどかけて節約して投資資金を準備します。
そして、その間に投資の学習を行って、売買ルールを確立します。

証券会社に口座を作れば、様々なチャートも見れますし、価格データもダウンロードできます。

現在、筆者が利用しているのはこちらのGMOクリック証券。
ほとんどの銘柄や市場で手数料・取引コストも最安値水準にあり、かつ、チャートも見やすく、使い勝手も良好です。

≪GMOクリック証券≫操作性・機能性に優れた使いやすいと好評の無料取引ツールが充実!

こういったデータを使って、自分だけの売買ルールを構築していくのです。
売買ルールができれば、そのルールが本当に役立つのか、シミュレーションを行います。

まだ、実際にお金を使う必要はありません。
毎日、勝ったつもり、売ったつもりになってシミュレーションを行っていきます。

最終的に以下の2つが準備できた時点で投資をスタートさせます。

  • 10万円以上の投資資金
  • 期待値がプラスとなる売買ルール

どちらも達成できるまで投資はスタートしてはいけません。

長期的に見れば、ほとんどの個人投資家は利益を出せないと言われています。
しかし、こうして準備すれば、多くの投資家が勝ち組に入れるでしょう。

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