クレジットカードで、なんらかの特典を得ようという人は大きく分けると二つに分けられると思います。
ひとつは陸マイラーと呼ばれる人に代表されるように、クレジットカードを使って、マイルやポイントを貯め、それを特典航空券や商品に換えようという人。
私の場合、以前は、ホテルニューオータニのカードを使ってポイントを貯め、数年に一度、ホテルニューオータニに入っている高級レストランに行くのを楽しみにしていました。
もうひとつは、クレジットカードを使うと、○○%引きになるため、少しでも購入金額そのものを抑えて節約しようという人です。
後者のパターンで、なおかつ、車を持っている人に最適なカードが出光カードです。
通常、ゴールドカードでも還元率は1%ですが、出光カードは使い方によっては還元率が2%にもなるドライバーのための最強カードです。
この記事では、出光カードの種類とその種類別のお得な使い方を説明しています。
出光カードの種類
出光カードで有名なカードと言えば、「出光カードまいどプラス」でしょう。
年会費無料で、一時期大量にTVコマーシャルを流していましたので、持っておられる方も多いでしょう。
しかし、実は、この出光カードまいどプラス以外にも、
一般の出光カード、出光ゴールドカード、さらには、アメリカンエキスプレスが発行しているザ・ゴールド出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードやザ・プラチナ出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードといったカードがあります。
それぞれの特徴とお得な使い方を説明していきます。
出光カードまいどプラス
「クレジットカードは他にメインのカードがあって、そちらでマイルやポイントを貯めているけど、ガソリン代が安くなるなら、1枚作っておいて損はないかな」と思われるなら、まずは、こちらのカードがお手頃です。
ガソリン代が安くなるうえに、ロードサービスも激安で利用できますから車を持っている人なら、出光のガソリンスタンドでガソリンを入れる時だけ、このカードを使うといった使い方でも十分にメリットがあるカードです。
いつでもガソリンが2円/L引き
年会費無料で、このカードを使って、出光のガソリンスタンドで給油するだけで、自動的にガソリン代が1Lにつき2円下がります。
例えば、毎月100Lガソリンを入れている人なら、それだけで、200円。年間2,400円のお得になります。
ガソリン価格は日々変動しますが、140円/Lで計算しますと、毎月100L利用すれば、14,000円です。これが、200円引きになるのですから、還元率にすれば、200円÷14,000円=1.4%にもなるのです。
通常、年会費10,000円以上するゴールドカードであっても、還元率1%のカードが多いですから、ガソリンを入れる時だけ、このカードを使うといった使いかたでも十分にメリットがあるのです。
また、出光ガソリンスタンド以外でこのカードを使った場合は、1,000円につき5ポイント(1ポイント=1円相当)が貯まるのですが、出光ガソリンスタンドでは、このポイントはつきません。ただ、それでもゴールドカードを上回る1.4%は十分に大きなメリットでしょう。
ロードサービスがたったの750円/年
さらに、大きな魅力が24時間対応のロードサービスがたったの750円/年で受けられるのです。
私も車が故障して、何回もこの出光のロードサービスに助けて頂きました。もちろん、故障した場所にもよるでしょうが、一般道路で故障した場合、いつも30分~1時間程度で現場に駆けつけていただきました。そして、近くの修理工場まで牽引して頂き、そこで必要な修理を受けます。
ロードサービスに入っていなければ、修理工場まで牽引して頂くのに、数万円程度の費用がかかるかもしれません。
それが、年間たったの750円で無料サービスが受けられるのは大きな安心です。
ちなみに、出光カードまいどプラスを持つ前は、JAFに入会していましたが、JAFの会費は年間5,500円です。
だから、出光のガソリンスタンドも近所になく、出光を利用しにくいという方でも、このロードサービスに入会する目的だけで、出光カードまいどプラスを保有してもいいくらいです。
年会費500円の「ねびきプラスサービス」でガソリンがさらにお得に
車は仕事でも使っており、毎月の走行距離が2,000~3,000kmになるという人も多いでしょう。私も社会人になって最初に営業マンとして働いたときは、毎月3,000km以上は走っていました。
そんな人には、年会費500円はかかりますが、クレジットカードの利用金額に応じて、値引き額が大きくなる「ねびきプラスサービス」があります。
クレジットカードの月間利用金額が3万円未満ならば、通常通りの2円引き/Lなのですが、3万円以上~4万円未満は3円引き/Lに、4万円以上~5万円未満は4円引き/Lにと、1万円ごとに値引き額が大きくなり、最大8円引き/Lまで上がります。
月間合計100Lまでという制限はありますが、還元率にすれば、やはり1.4%程度のメリットが出ます。
条件
ガソリン利用量 100L/月 ガソリン単価 140円/L
クレジット利用金額 80,000円
うち、出光でのガソリン給油=14,000円
ガソリン値引き額 8円×100L=800円
還元率 800円÷80,000円≒1%
出光カード(一押し:初年度会費無料)
ガソリンの利用量も多く、年会費を払ってももっと積極的にガソリン単価を下げたいという方には通常の出光カードをオススメします。
こちらのカードは、年会費1,250円(初年度無料)かかりますが、ガソリン代の節約に特化した「ねーびきコース」か、ポイントを貯めたい人向けの「たーまるコース」のどちらかを選択できます。
たーまるコースとは?
まず、「たーまるコース」ですが、年会費がたったの1,250円なのに、こちらを選択すれば、100円につき1ポイントが貯まります。なおかつ、2,000ポイント以上で200ポイント、以降は1,000ポイント以上で100ポイントのボーナスポイントがつきますから、還元率にすれば、ゴールドカード以上の1.1%になり、実は、非常にお得なコースなのです。
もちろん、出光カードですから、まいどプラスと同じようにロードサービスなども利用できます。
ただ、やはり国産の石油会社、出光のカードなので、出光カードを作るなら、もうひとつの「ねーびきコース」でしょう。
ちなみに、ガソリンスタンドと言えば、エッソや昭和シェル石油など、外国資本が入った会社が多いのですが、出光だけは純日本製です。
映画「海賊と呼ばれた男」は、出光興産創業者の出光佐三をモデルとした物語です。ぜひ、一度、ご覧になってください。
ねーびきコースとは?
さて、この「ねーびきコース」のメリットですが、「ねびきプラスサービス」では、上限が8円引き/L、100Lまでに設定されていたのに対し、最大20円引き/L、150Lまでに挙げられているのです。
先ほどと同じように、以下の条件で還元率を計算します。
条件
ガソリン利用量 150L/月 ガソリン単価 140円/L
クレジット利用金額 200,000円
うち、出光でのガソリン給油=21,000円(ポイントつかず)
その他の利用金額=179,000円
ガソリン値引き額 20円×150L=3,000円
合計3,000円
還元率 3,000円÷200,000円≒1.5%
年間に換算すると、36,000円にもなります。夫婦二人でちょっとした家族旅行に行けそうな金額ですね。
還元率にすれば、一般のゴールドカード以上が期待できるのに、年会費は初年度無料ですから、節約家の方に、まず、オススメしたいカードです。
出光ゴールドカードなら、さらに、還元率2%
さらに、出光ゴールドカードなら、上限が最大30円引き/L、2000Lまでに挙げられているのです。
先ほどと同じように、以下の条件で還元率を計算します。
条件
ガソリン利用量 200L/月 ガソリン単価 140円/L
クレジット利用金額 300,000円
うち、出光でのガソリン給油=28,000円
その他の利用金額=272,000円の場合
ガソリン値引き額 30円×200L=6,000円
(年間換算72,000円)
還元率 6,000円÷300,000円≒2%
還元率で2%、年間に換算すると72,000円にもなります。
還元率で2%といえば、年会費15万円以上するダイナースのプレミアムカードなど、ごくわずかのカードでしか実現できません。
会社員では、クレジットカードで毎月30万円も使う人はごく限られているのかもしれませんが、商売をしている人であれば、様々な経費にもこのカードを使えば、上記のような数値を達成できるでしょう。
ザ・プラチナ出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
ただ、ガソリン代の値引きだけでなく、ポイントも多少は貯めたいという方もいるでしょう。その方には、アメリカン・エキスプレスが発行するザ・ゴールド セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードやザ・プラチナ出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードがお勧めです。こちらのカードは、ポイントとガソリン代の割引の両方の特典が得られるのです。
特に、私がお勧めするのは、ザ・プラチナ出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードのほうです。通常、プラチナカードと言えば、年会費が10万円以上するカードが多いのですが、こちらはたったの2万円です。しかも、還元率だけ見れば、他のプラチナカードにも見劣りしないレベルとなっています。
他のカードと同様に還元率を計算すると、以下のようになります。
ポイント:1,000円につき10ポイント
ねびきプラスサービス:自動付与
条件
ガソリン利用量 100L/月 ガソリン単価 140円/L
クレジット利用金額 80,000円
うち、出光でのガソリン給油=14,000円(ポイントつかず)
その他の利用金額=66,000円の場合
ガソリン値引き額 8円×100L=800円
通常ポイント 66,000円×1%=660円
合計 1,460円(年間換算17,520円)
還元率 1,460円÷80,000円≒1.83%
ガソリンの上限値引き量が100Lまでとなりますので、出光ゴールドで毎月30万円使った場合と比べると少し還元率が下がります。しかし、こちらは、毎月80,000円利用するだけで、還元率1.83%が見込めます。
公共料金や交通費、税金の支払いなどにもこのカードを利用すれば、比較的簡単に到達できる金額です。
その他にもプラチナという名前にふさわしい特典がつきます。
プライオリティ・パスが利用可能
世界120ヶ国、500以上の都市で1,000ヶ所以上の空港ラウンジをご利用いただける「プライオリティ・パス」(通常年会費399米ドル)に無料で登録できます。
24時間専用コンシェルジュデスク
例えば、出張でホテルを探さないといけないが、忙しくて面倒くさい。時間がない。
そんな時に、電話すれば、ホテルの予約まで手配してくれます。超高級ホテルじゃないとダメかと言えば、そんなことはなく、予算を伝えれば、その範囲内で手配してくれます。ダイナースであれば、15万円といった年会費が必要な特別サービスがたったの2万円で受けられるとなれば、これはかなりお得です。
ポイントサイトとは?
大手企業は、様々なメディアに広告を掲載していますが、その中のひとつがポイントサイトと呼ばれるものです。
例えば、あるクレジット会社が、あるポイントサイトに広告を掲載します。
そして、その広告経由で利用者がクレジットカードを申し込んだとすると、広告会社が広告料をポイントサイトに支払うという仕組みです。
そして、ポイントサイトの会社は、企業から受け取った広告料のうち一部を利用者に還元する、という仕組みです。
有名なポイントサイトとしては、ハピタスやモッピー、GetMoneyやポイントタウンといった会社があります。
ポイントサイト自体、知らない人もまだまだ多いのですが、上場企業やそのグループ会社が運営している会社が多々あります。
ポイントサイト会社で申し込むメリットとは?
そして、多くのクレジットカードは、
クレジットカード会社のホームページから直接申し込むよりもポイントサイト経由で申し込むほうが、より多くのマイルやポイントを得られる
ことが多いのです。
ただ、ポイントサイト会社は多数あり、どのポイントサイトを利用するのが一番お得なのかは時期によって異なります。
このページでは、できるだけ最新情報をアップデートしていきます。
出光カードを申し込むなら、このポイントサイト
ポイントサイトといっても多くの会社があり、どのポイントサイト経由で申し込むかで獲得できるポイントが大きく変わってきます。出光カードをどのポイントサイト経由で申し込むとお得なのか表にしてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
サービス名 | ポイント(円換算) |
えんためねっと | 3,726円 |
Getmoney! | 3,300円 |
ちょびリッチ | 3,150円 |
2018年5月12日時点では、上のような結果となりました。
えんためねっとが一番お得な結果となっています。
出光カードのえんためねっとでの申し込み方法
出光カードのえんためねっとでの申し込み方法は以下の通りです。
(1)えんためねっとに登録する
まだ、えんためねっとの会員になっていない方は、まず、えんためねっとの会員に登録してください。
登録しなければ、せっかくの3,726円相当分がもらえなくなります。
登録はコチラ⇒高い還元率が自信のポイントサイト!『えんためねっと』
(2)えんためねっとの出光カードのページからカードを申し込む
登録はコチラ ⇒ 出光カードのページ
初年度無料なので、ぜひ、登録してみてください。