ANAマイルを貯める最強のカードは「ANA VISA ワイドゴールドカード」と言われています。
この記事では、ANA VISA ワイドゴールドカードを使って、最も効率よくANAマイルを貯める方法と、本当に「ANA VISA ワイドゴールドカード」が最強のカードなのかということを検証していきます。
ANA VISA ワイドゴールドカードを最も効率よく使えば、1.54%~1.72%の還元率となる?
Contents
普通にANA VISA ワイドゴールドカードを使っているだけでは還元率1%です。
これでも悪くはないのですが、マイルを貯める目的が旅行に行くということならば、何もANAマイルにこだわる必要はありません。
ユナイテッド航空が運営しているマイレージプラスカードを利用すれば、普通に使っても還元率が1.5%にもなります。
また、ユナイテッド航空のマイレージプラスを使ってJALにも搭乗できますので、国内を旅行するには何の問題もありません。
それに、なぜかほとんどのシーズンと路線区間でマイレージプラスのマイルのほうがANAよりも少ないマイルで旅行に行けてしますのです。
詳しくはコチラの記事を参考にしてください。
↓
ANAカードより2倍以上お得?国内旅行用マイルを貯めるならMileageプラスカード!申し込みは、このポイントサイトから!
ところが、いくつかの技を組み合わせると、
ANA VISA ワイドゴールドカードの還元率は1.54%~1.72%となり、マイレージプラスの還元率を超えるのです。
ANA VISA ワイドゴールドカードを使って、最も効率よくANAマイルを貯めるには?
そのためには、以下の3つの方法を組み合わせる必要があります。
- マイペイすリボの活用
- ソラチカカードの利用
- ステージアップ
それぞれの説明をしていきます。
マイ・ペイすリボの活用
一時よくTVで宣伝していたリボ払いですが、この方法以外では、決して利用されないことをお勧めします。
毎月の支払が固定というのは確かにメリットなのですが、金利が15%もついてしまいます。
もし、リボ払い残高が100万円にも膨れ上がってしまえば、なんと金利だけで15万円/年にも。
しかし、心配はいりません。ここで述べる方法できっちり運営すれば、金利は1,000円/年もかからず、
しかもマイルの還元率が1%から1.3%に上がるという方法です。
マイ・ペイすリボの仕組み
まず、マイ・ペイすリボとは、毎月の支払金額を一定にしておき、今月、高額な買い物をしたり、臨時出費があったとしても、一定金額だけ支払えば良いという仕組みです。
例えば、今月、20万円の大型TVを購入したので、この分については、リボ払いとし、毎月2万円×10回払い+金利分といった支払方法に変更できるという仕組みです。
買った後からでもリボ払いにできるのは便利なのですが、その分、金利が15%/年もかかってしまいます。
ただ、金利を支払うからボーナスポイントが付き、ワールドポイントプレゼントが2倍になるという仕組みなのです。
通常、ワールドポイントプレゼントは1,000円の利用で1ポイント貯まります。
そして、ANA VISA ワイドゴールドカードの場合、1ポイントで10マイルに移行できます。
ただ、三井住友VISAの場合、通常ポイントとボーナスポイントを分けて管理する仕組みとなっており、ボーナスポイントは、普通に移行すると、1ポイント=3マイルにしかならないのです。
ただ、これだけでも還元率が1%から1.3%に上がります。
しかし、もちろん金利15%/年が気になります。
これを最小限に抑える方法があります。
金利手数料を最小限に抑える方法
まず、金利が1円も発生しなかった場合、ボーナスポイントが発生しません。
したがって、最小限の金利が発生するリボ払い残高を常に残しておく必要があります。
金利の金額計算はリボ払い残高×年利15%×日数によって計算されますが、この日数は稼働日の関係で少々変わってきます。
また、二回目以降の支払に関しては、リボ払い残高×年利15%×1ケ月で計算されますが、リボ払いを使った初回の支払だけは、締日の関係で日数が短くなります。
このため、初回に関しては、リボ払い残高を2,000円以上、翌月移行はリボ払い残高を110円以上残すと覚えておいてください。
この方法を利用すれば、リボ払いの金利は年間でも100円から200円程度しか発生しません。
リボ払い残高を調整する方法
さて、それでは、リボ払い残高を調整する方法ですが、毎月支払金額を増減させることができます。
だから、VISAから請求確定の連絡が来るたびにリボ払い残高が110円から2000円(初月のみ)になるように調整します。
作業としては面倒ですが、毎月、これだけでマイルの獲得が0.3%増えます。
Pex経由の交換で交換レートが上がる
上記の方法でワールドポイントのボーナスプレゼントが1,000円につき、0.3%加算されるようになるのですが、ポイント交換サイトのPex経由で交換すると、交換レートが上がり、1,000円につき0.45%貯まるようになります。
これで、通常の1%に加え、0.45%が加算され、1.45%貯まるようになります。
ステージアップでさらにボーナスポイント獲得
さらに、ゴールドカードの場合、年間50万円以上の決済で、翌年からステージV1、100万円以上でV2、300万円以上でV3とステージが上がります。
年間300万円以上決済する人は、なかなかいないと思いますが、年間100万円~200万円レベルであれば、会社員の方でも決済される方もいるでしょう。
そして、ステージV3になると50万円決済毎に300ポイントがもらえます。
例えば、300万円決済の場合、1800ポイントが追加されます。
この1800ポイントをソラチカルートを使ってANAマイルに移行すると、8,100マイルもらえますから、。還元率にすると0.27%となります。
これまでの1.45%と合わせると、最大1.72%がもらえます。
V2の場合は50万円決済毎に150ポイント、V1の場合は100ポイントがもらえます。
上記と同様に還元率に直して計算すると、V2の場合で0.135%、V1の場合で0.09%となります。
V2の場合で1.45%と合わせると1.585%、V1の場合で1.54%となります。
これが、現在、ANA ANA VISA ワイドゴールドを使って獲得できるベストの還元率です。
さらに、ANA VISA ワイドゴールドは、通常年会費14,000円+税のところ、マイ・ペイすリボとWEB明細の登録で、
9,500円+税に減額することができます。
しかし、最初に述べましたように、ANAのマイルを貯めて、どこへ行くのでしょうか?
国内旅行がメインの方であれば、上記のような手間をかけずともマイレージプラスのマイルを貯め、そのマイルを使ったほうが手間もかからずに、還元率1.5%を獲得できます。
そこで、改めて、マイルの価値を計算してみましょう。
ANAマイルの価値|マイルは国際線で利用すべき理由
さて、ANAのマイルの価値ですが、通常は1マイル2円と言われています。
東京⇔新大阪間を新幹線で往復した場合、自由席で27,240円です。
東京(羽田)⇔伊丹の必要マイルが通常、12,000マイルですので、
27,240円÷12,000マイル=2.27円/マイルとなり、一般的に言われる1マイル2円とほぼ一致します。
飛行機を使った場合、新幹線と比べ、空港から都心部に出るのにもう少し時間とお金がかかりますので、1マイル2円という値は感覚的にも納得できると思います。
マイルの価値を最低限で見積もった場合
ただ、ANAの旅割料金をベースに考えると、マイルの価値は大きく下がります。
時間帯にもよりますが、一番安い時間帯では往復で16,680円しかかかりません。
同じようにマイルの価値を計算すると、1.39円まで下がってしまいます。
これでは、あえてANAマイルに交換する意味がなくなってしまいます。
マイルの価値を最大限で見積もった場合
一方、逆のケースで、ANAマイルの価値が最大になるパターンを見てみましょう。
ニューヨークへファーストクラスで行った場合、往復の旅費は約200万円です。しかも、ファーストクラスの場合、通常、値引きがありません。
また、ビジネスクラスなら、まだツアー旅行もありますが、ファーストクラスを利用したツアー旅行は、まず、ありません。ファーストクラスに乗ったことがある人はごくわずかでしょう。
私も一度だけ外資系航空会社に勤めている時にシーズンオフでチケットが取れたため搭乗したことがありますが、これも航空会社に勤めていたからこその特権で、余程の大金持ちか、芸能人スター、トップクラスのスポーツ選手、グローバル企業の重役クラスしか乗る機会はないでしょう。
さて、そんなファーストクラスですが、ANAの場合の必要マイル数(ニューヨーク往復)は以下の通りです。
ローシーズン:150,000マイル レギュラーシーズン:150,000マイル、ハイシーズン:165,000マイル
ファーストクラスは、どの時期に飛んでも値引きはありませんが、レギュラーシーズンの時に1マイルの価値を計算すると、
2,000,000円÷150,000マイル=13.3円となるのです。
ビジネスクラスでも通常料金では1,000,000円程度します。
こちらもANAの場合の必要マイル数(ニューヨーク往復)は以下の通りです。
ローシーズン:75,000マイル レギュラーシーズン:85,000マイル、ハイシーズン:95,000マイル
マイルの価値を計算すると、1,000,000円÷95,000マイル=10.5円となります。
つまり、国内線の場合は、わずか1マイル2円、場合によっては、1.39円の価値しかないものが、国際線のファーストクラスやビジネスクラスでは1マイル10円以上の価値に跳ね上がるのです。
これが、マイルは国際線で利用すべき理由なのです。
ファーストクラスを使った旅行をすれば、一生の思い出になります。
ぜひ、マイルを貯めて、一度はファーストクラスでヨーロッパやアメリカへ行ってみてください。
最強のANAカード、ANAダイナースプレミアムカード
1マイルの価値が10円以上という視点で考えれば、最強カードは、完全にANAダイナースプレミアムカードとなります。
ごく普通の使い方でさえ、100円で2マイル貯まるうえに、さらに、ある工夫をすれば、100円で3マイル、還元率3%という他のカードではありえない高い還元率が得られるのです。
それでは、還元率3%を得るための方法を以下に記載します。
なんでもリボ払いの利用で還元率3%。
ダイナースプレミアムの場合も「なんでもリボ払い」を利用すると、還元率3%となります。
ただ、これを利用すると、「なんでもリボ払い」なので、普通の使い方では、全ての支払がリボ払いになりと金利15%/年が発生しますので、金利だけでも大変な額になります。
ダイナースの場合は、一旦、リボ払いで支払を確定させ、その後、繰上返済をすることで、金利の支払を最低限に抑えることができます。
なお、ここで注意事項が2点あります。
1.リボ払いの残高がある状態で締日をまたがないと還元率3%にならない。
例えば、請求確定日が1月20日であれば、1月21日に繰り上げ返済をすればOKですが、その1月19日に繰り上げ返済をすると、還元率は2%のままです。
2.繰上返済できるのは、リボ払い残金のうち、支払いが確定しなかった金額のみ。
例えば、リボ払い総額35万円のうち、毎月の支払元金を30万円に設定していると30万円の支払いは翌月に確定してしまいます。この場合、5万円しか繰上返済ができません。
したがって、毎月の支払元金額を最低の2万円に設定しておき、残りの代金は常に繰上返済するようにすれば、
毎月2万円分にしか15%/年の金利しか発生しません。この場合、高いと言っても3,000円程度の費用で済みます。
ただ、繰上返済は、都度、コールセンターへの電話が必要となり、面倒な作業です。ただ、これだけでマイルが1%も増えるのです。その都度、銀行振込となるため、振込手数料が実質無料となる住信SBIネット銀行などのネット銀行を利用しましょう。
ANAダイナースプレミアムカードの申し込み方法と年会費
ただし、年会費は決して安いものではありません。また、招待制なので、誰でも入会できるカードではありません。
まず、年会費ですが、167,400円(税込)もします。
一般の会社員では、とても申し込めないという感覚になります。
ただ、ANAマイルを使って国際線に乗ることを考えると、この金額でも決して高い金額ではありません。
例えば、年間200万円クレジットで決済する人ならば、これまでに説明した方法を使えば、6万マイル貯まります。国際線に乗ることを前提として、1マイル10円で考えると60万円の価値になります。
入会時・継続時にボーナスマイル1万マイル貯まりますので、2年間で14万マイル貯まるのです。
つまり、2年間でニューヨークへファーストクラスで行くのに必要な15万マイルがほぼ貯まるのです。
200万円のチケットを167,400円×2年間=334,800円で手に入れられると思えば、そう高いものではありません。
さらに、ダイナースクラブのプレミアムカードですので、そのほかの特典も一般カードとは比べものにはなりません。
例えば、
- スイートルームのプライベートセール
- スターウッドホテル&リゾートの特別優待
- 海外旅行保険最大1億円
- 家族カード無料
など
さて、申し込み方法ですが、私の場合は、普通のダイナースクラブカードを使い続けて3年目頃に招待状が送られてきました。
一度は、ファーストクラスに乗ってみたいという方は、まずは、ダイナースクラブへの入会をオススメします。